「大切にしたいもの」が、ただ違うだけ。ワタシが変なわけでも、相手がおかしいわけでもない。

子育て

その考え方、変だよ。おかしいよ。

人からそう言われたら、どんな気持ちになるでしょう。

…そう?嬉しいなぁ

って思う人、なかなかいないですよね(^_^;)

そういう時って

相手と、大切にしているものが違うだけ。

それだけかもしれない。

だとしたら、相手への見方がだいぶ変わる。

そう思うのですが、いかがでしょう。

私の生まれ故郷、沖縄は

法事を大切にしています。

お正月もそうだけど、一番はお盆かな。

たくさんの親戚が、ムートゥヤー(本家)に集まるんです。

お仏壇のある床の間に、男性陣はどかっと座り込んで。

お酒を飲みながらお喋り。たまにお客さんのおもてなし。

女性陣は台所で、お供物やオードブルの準備。

そんな毎年恒例の景色が繰り広げられていた、ある年のお盆のことです。

母は、父方の叔母さんたちとお喋りをしながら、

料理をよそったり、片付けをしたり。

当時小学3年生くらいだった、長女の私も、

隣でちょこっと手伝いをしながら、母の様子を眺めていました。

朝から、ムートゥヤー(本家)の手伝いに行き、ずーっと立ちっぱなしでお手伝い。

家に帰ってきたのは、日が暮れてからでした。

わが家に着くなり、母は

「ああ、疲れたー。聞いてよ、隣の⚪︎⚪︎さんがね…」

と、先に帰っていた父に、喋り出しました。

お母さん、そんなに疲れてたんだ。

私は思いました。

そして、お母さんの事を思って、こんなことを言ったんです。

「そんなに疲れてたんなら、早く帰ってきたらよかったのに。」

ぐったりしてしまったお母さんが、かわいそうでね。

そうならない前に帰ってきたら、元気なままのお母さんでいられるのに!

そう思ったんですよね。

母は、私の一言を聞いて、顔色を変えました。

キッ、とこちらを向いて

「あんたに何が分かるの!」

私を怒鳴りつけたんです。

えっ。

まさか怒鳴られるなんて!

あんまりにも予想外で。

目を丸くしたまま、動けなくなってしまいました。

後から、じわりと、悲しさが広がります。

「怒らせるつもりで言ったんじゃ、ないのに…」

衝撃が強すぎたんでしょうねw

お盆が近づくと、毎年鮮明に思い出す、ちょっと苦い思い出です。

今なら分かるんですが、私と母は、大切にしているものが違ってたんです。

私は、自分のペースを大切にしたい

母は、周りの人が心地よく過ごせる事を、大切にしたい。

「疲れたら早めに帰ればいい」と私が言ったことに対して

「周りの人が、それでどう思うか、場の雰囲気がどうなるか、そこまで考えなさいよ!」

母は、そう感じて怒ったのかも知れませんね。

自分が大切にしているものを、相手が大切にしてくれなかったら

悲しいし、怒りも感じるでしょう。

ましてや、娘が知った風に言うもんだから

余計にイラついたのかもねw

あれから、結構な時間を

「私が変なんだ。」って思いながら過ごしてきたけれど

今だったら、「母と私が、大切にしたいものが違っただけ」

ワンクッション置いて、受け取れます。

あなたがおかしいわけでもないし、

あなたの周りの人が、おかしいわけでもない。

ただただ、「大切にしたいもの」が

それぞれ違うだけだとしたら?

そうしたら、もう少し歩み寄れるし

無駄な諍いも、減るんじゃないのかなー。

心地よく生きられる人が

増えるんじゃないのかなー。

そう思うのです。

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