「自分はどうしたい?」を大切に。働くお母ちゃん、いつもお疲れさま。

教育

「あっ、もしもしお母さんですか?長男くん具合悪くて。お熱があるんです。保健室にお迎えに来てもらえますか。」

小学校からの電話。私の携帯にかかって来た。

あー、明日の読み聞かせボランティアは行けないな。

代わりの人を頼まないと。早めにLINEしなきゃ。

話し手で参加するお話会もあったのに…

こっちはどうしよう。話し手なのに、私行かないといけないのに…

すぐさま浮かぶのは明日の予定。特に、「話し手」で参加する会をどうするか決めきれない。行きたい。というか私が主なんだから、行かなきゃいけないのに…。なるべく早く、どうするか決めて、相手方に連絡を入れないといけない。

「親なのに息子の心配をしないのか?」

あなたは私のことを、冷たい母親だと思うだろうか。

でも、世の働くママは、子どもの体調不良のたびに葛藤している。抱えている仕事、明日の予定、どうやって調整する?と、急な決断を迫られる。

どうしようか。出席する?キャンセルする?代打を誰かに頼む?悩む。悩むけど、連絡が遅れるほど、相手側には迷惑がかかる。

なんで謝ってばっかりなんだろうな、私ばっかり。

一応の結論が出たら、そんな気持ちを押し殺して、相手に連絡を取る。

すみません、と言いながら仕事場を後にする。子どもを迎えに行きつつ、モヤモヤを抱えつつ。働くママ達はそんな日々を送っている。

ママもどんどん社会復帰していきましょう!日本はどうやら、そんな方向に動こうとしているみたい。人口も減っているしね。人手も足りないし。お母ちゃんにも働いて欲しいんだろう。

保育園を整備すれば。病児保育施設を作れば。大丈夫でしょ?って思ってる。国会でふんぞり返ってるオジサン達は、子どもとお母ちゃんをなんだと思ってるんだ。

…すみません。怒りが漏れてしまいました。

ぶーぶーと文句を言いはしたけど、私は幸い夫や母に助けられて来た。

代わりばんこに仕事を休んでくれたから、私1人職場に迷惑をかけ続ける、ということはなく過ごせていた。

ママになって働くのは確かに大変だったけど、おかげて鍛えられたな、そう思ってもいる。

もしもの時のために、仕事場を整理整頓しておく癖がついたのは良かった。電話口で「机の後ろの棚、一番下の段に、書類が入っています」と伝えても分かるように。そしたら代わりに動いてくれる人も困らない。 

決断力もついた。テーブルにカードを全部並べて、今回は何を優先する?と順序よく選んでくイメージ。子どもの具合にもよるけど、全てが全て、子ども一番!じゃなくっていい。

5、6年前、ずっと会いたかった講師さんを県外から沖縄に招いての、講座の当日。

当時2歳の長男が熱を出した。

幸い微熱で機嫌もよかったが、お願いしていたファミリーサポートセンターのサポーターさんが「熱のある子は預かれない」ご家庭だった。

これ、行くのやめなさいって事なんだろうか。

瞬間思った。

けど行きたかった。主催だから行かなきゃ、という責任というより、純粋に行きたかった。

ダメ元でファミリーサポートセンターに電話を入れた。たまたま出勤していた方が息子と面識もあり、病児の受け入れもオッケーだった。「いいですよ、連れて来てください」と言って下さった。

その他もろもろの私の役割を、講座の参加者さんが代わりにやってくれ、時間ギリギリだったけど私も会場に行くことができた。

何が言いたいかというと、働くママも自分を優先して良いんだってこと。

「ママなのに子どもに寂しい想いをさせてるし」と、なんとなく自分を下げてしまいがちなんだけど、それいらないよって事。

まず、どうしたい?って自分に聞けばいい。出た答えに沿って、物事は動くから大丈夫。

すぐに答えが出せなかった、私が話し手で参加予定だったお話会のこと。

事情を話して、今回は欠席させてもらうことにしました。

もうお一方、話し手さんもいるし、多分次回、違う形でやれるから。今回はゆっくり「長男のそばにいる」を選択しました。

…ゆっくりって言ってもね、自分は看病する側だし、気は休まらないけどね。私の選択だから、文句はないです、はい。

【怒らない、ごきげん母ちゃんでいるための3つのコツ】の音声

メルマガ登録でプレゼントしています。

natomiメールマガジン

↑登録はこちらから↑

コメント