子どもの行動には意味がある。ずっと泣いてた次男が、急に変わった驚きの理由

子育て

「あー!そうだったのか!」パチっと謎が解ける日が、突然やって来る。

その場では答えが掴めなくても、関わり続けていくうちに、その子の想いがパチっと分かる時が来る。

学校現場で子どもたちと関わっていた時にも、よくあった。これだから、子どもたちと過ごす毎日って面白い。

世のお母ちゃんは、ホントにすごい。

特に、泣くことでしかコミュニケーションの取れない、生後半年くらいまでの赤ちゃんと過ごす毎日って大変だ。

可愛いねー。楽しいでしょう?

そんなことを周りの人は言うけど、24時間休みなく、「この子はどうして欲しいのだろう?」と察し続ける生活(しかも正解だったかどうかも分からない)。

表向きにはね、「はい、可愛いです。楽しいです」と答えますけどね。もうホントに大変ですよ。

「2人目だから楽でしょ?」

勝手も分かってるし、上も男の子だったしね。周囲の人からよくそんな事を言われた。

「まあ、そうですねー」適当な相槌を打つ私。ホントに人は、物事を見たいように解釈するし、言いたいことを言いたいようにいう。

穏やかだった長男に比べて、次男は手がかかった。

まず、眠りが浅い。俗に言う背中スイッチ(そーっと布団に寝かせないと、ビクッ!って起きちゃう)があまりに過敏。

次に、おっぱい大好きマン。私が年齢的に、出が悪くなって来てたのもあると思うけど…。でもあまりに授乳回数が多すぎて、産前16kg増えた体重は、2ヶ月程で元通りになってしまった。自然にダイエットできて、結果オーライではあったけど。

とどめが、終始不機嫌だったこと。これが一番辛かった。

お腹が空いた、遊んで欲しい、様々な欲求を、言葉を持たない赤ちゃんは「泣く」ということで伝えてくる。

次男は生後1か月後くらいから、日中のごきげんタイムが本当に少なかった。

おもちゃではダメだったし、ひどい時は抱っこしててもダメだった。

次男の要求を分かってあげられない無力感や、泣き声がずっと耳に入ってくるストレス。よく言う表現だけど、まさに出口のないトンネルの中で立ち尽くしている感覚だった。

そんな泣き虫次男のかんしゃくが、ピタリと止む日が来る。

生後3ヶ月、彼は少し早めの寝返りを始めた。ころん、と転がって、自分の力でうつ伏せポーズになる。目をまんまるくして、おおっ、という顔になる。

なるほど。

頭の中で、パズルがカチッとはまった感じがした。

この人、動きたくて仕方なかったのか。

5歳の長男が、楽しそうに歩いたり遊んだりしているのを、次男は生まれてすぐ、当たり前のように眺めていた。

なんで自分はあんな風に動けないの?ぼくもあの子みたいに動きたい!

って思ってたんだ。それで泣いてたんだ。

ホントにそれが答えかはわからないし、確かめる術もない。

けれど、母親の勘としては、間違いなくそうだったと思っている。

事実、次男は寝返りができるようになってから、ごきげん男子に変身した。いつもニコニコ、よく笑う可愛い子だねーと言われるようになった。

出産、育児を経て復職した、お母さん先生の落ち着き。

言葉の話せない我が子との生活を通して、さらにレベルアップして帰って来た感。

目の前の子どもたちが、すぐに変化しなくても慌てない。その子のタイミングで、必ず成長する時が来るからね。

私もかなり、我が子たちに鍛え上げられましたなあ。

【怒らない、ごきげん母ちゃんでいるための3つのコツ】の音声

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