必死な姿。楽しそうな姿。子どもに見せたいのはどっち? ー助けてもらうことに、罪悪感を感じるあなたへ。

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ここで伝えたいのは、なんでも一人でやろうとしなくていいんだよ、という趣旨のお話です。


特に、学校で子どもたちと毎日奮闘している、担任の先生のあなたに伝えたい。


膨大な仕事を1人で切り盛りして、カリカリして、怒ってばかりいませんか。

子どもたちが欲しいのは、先生の楽しそうな顔。

あなたの笑顔です。

助けてもらうことに、気がひけるのは何故だろう。

自分のことは自分でやる。

人に迷惑をかけない。

子ども時代にそれを教え込まれてきた私たちは、なかなか人に頼ることができません。

受け取るのも下手くそです。

むしろ助けてもらったら

私はなんてダメなんだ」

「こんなことも1人でやれないんだ」

ダメ出し大会を勝手に繰り広げます。

(昔の私は、それこそ毎日、大会出場でしたw)

厄介なのは、それが正義と信じて疑わないから、

周囲にもそれを要求するところ。

もちろん子どもたちにも。

答えが分かんないから、ヒントもらうだなんて。

みんなは1人でやれてるのに、あなただけ助けてもらうなんて。

とんでもない!

そうやって、

「1人でやれない自分はダメ」ってダメ出し大会に、

周りの人まで勝手に、参加させようとしてませんか?

自分でやれない人と思われているのかな。

いつの間にか決まっている予定の付箋紙。
準備してもらったプリント類が机の上にどーん。

「また、やってもらっちゃったな」

職員室で、私はどーんと沈んでいました。

長男が生まれ、育休が明けての復職。

朝は保育園に息子を送り、夕方はいそいそとお迎えに。

職場で仕事ができる時間は、だいぶ限られるようになりました。


そして気づいたら、私は学年の先生方にやってもらうこと、助けてもらうことばかり。

初めは罪悪感を覚えていました。

周囲からの目も気にしてました。

この人はやってもらってばかりで、自分ではできない人なのかな。

そんな風に見られてたらどうしよう。みたいな…



やらないことを決める。



ですが気持ちを切り替えて。


とにかく、やってもらったら「ありがとう」と口に出すようにしました。

「1人ダメ出し大会」は、もう参加しすぎて、飽き飽きしてたし。笑

プリントを印刷してもらった時。


掲示物を貼ってもらった時。


なるべく早めに、相手に直接「ありがとう」を伝えるようにしていました。

担任だったり、出張の多い方だったり

直接お会いする時間のつくりにくい先生もいらっしゃいます。

そういう時は「お世話になりました」の付箋と一緒に、

小さなお菓子なんかを添えて、机の上に。

お礼を言われて、怒る人なんていません。よね?w

喜んでもらえますし、その方とまた喋るきっかけにも繋がります。


そして自分でもできることを探して、貢献するようにしていました。

…といっても、ガッツリ時間がかかることはやれないので

例えばこんなことをしていました。

  • 学年での話し合いでは、意見やアイデアをちゃんと述べる。
    (なんでもいいだと、かえって話がまとまらなかったりするから)
  • サッとやれる細々としたことは、気づいたら進んでやる。
    (帰りの児童玄関の閉じまり、トイレスリッパならべ、他クラスの子が困っている時に手伝ったり、話を聞いたり)
  • 印刷室の整理整頓など。
    (コピー用紙の補充や、シュレッダー周辺の掃除は、印刷待ちの間にササっとできる)

それが「貢献」になっていたかは、正直分かりません。

そもそもちょっとしたことだし、気づいてた人もいないかも。

でもやれることを、自分なりに考えてやっていました。



さあ、何を手放しますか?


担任私が、「助けてもらっていいんだ」のマインドに変わったことで、

クラスの子どもたちにも変化が起こりました。

助け合うことが当たり前になったのです。

分からないことは、隣の席の子に聞いてみる。

困っている友達に「どうしたの?」って声をかける。

忘れ物をしてオドオドしている子に

「忘れました、って先生に言いに行けばいいよ」と

声をかけてくれた子もいたっけ。

そういった行為を、大人の側はダメなことだと捉えてませんか。

「自分ではできない子になってしまう」

そう思って、やめさせようとしてませんか。

ホントにそうでしょうか?

少なくとも私が関わった子どもたちは、

誰かがやってくれるまでずーっと待っているような。

そんな子になることはありませんでした。

みんな、出来ることとできない事がある。それを助けてあげるのは普通なことだ。

そんな考え方ができるようになっていきました。

優しくて、自分の判断で動くことができる子どもたち。

傍で見ていて鳥肌立ちそうな程、立派でしたよ。

あなたは、子どもたちに

どんな背中を見せますか。

1人で、必死に頑固に全部抱えて、キーーーっ!ってなってる背中?

「助けてくれてありがとう」って感謝を伝えながら、ニコニコ働く背中?

どっちにしましょうか。

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