Aさんの思いつかないアイデアを、Bさんが運んできてくれる。
いろんな人がいるから、いいんですよね。
家族、教室、所属しているチーム。そこにいる、色んな人の良さ。あなたがいる場は、それぞれの個性を大切にしてくれる場所になっているでしょうか。
長男の小学校で、朝の読み聞かせボランティアをしています。
「最初は緊張しますよね!息子さんのクラスがいいですよね!」と、毎回一年生の彼のクラスへ割り振られています。
が、実は元小学校教員だし、色んな学年を見て回りたいんだよね…。それはまた来年、リクエストしてみるつもりです。
今住んでいる地域は、小学校だけでなく、中学校にも、読み聞かせボランティアさんが訪れる日があるそうです。
自分で読むのもいいけど、人が読んでくれるのを聞くって、また違った発見があったり。または、ホッとする時間だったりするんですよね。
ボランティアに出かける側としては、こどもたちから毎回色んな反応がもらえて楽しいです。そう、本を読んでる私たちの方が、元気やワクワク、色んなギフトをいただいている。
読み終わったあと、自然と「聞いてくれてありがとうね」という気持ちが湧いてくる。豊かな時間です。
私の入っている読み聞かせグループでは、クラスで絵本を読み終わった後に振り返りの時間を設けています。
その中で、今日読んだ絵本のシェアをするんですが、これがまた勉強になる。
人によって、本の選び方も様々なんですね。
例えば私の絵本選びの基準は「とにかく面白いもの!」なんです。
クラスの子からしたら、たまに絵本を読みに来る母ちゃん。そんなに濃い関係ではない。
ゴリっとした、メッセージ性のある本も読みたいけど…そういうのは担任の先生にお任せして。
ワタシは楽しい担当で。朝から笑って、一日スタートしてくれればいいな!
そんな気持ちで絵本を選んでいます。
絵本選びにおいて大切にしたい事。これが、ボランティアさんによって、様々なんです。
私のように楽しい雰囲気の絵本を選ぶ方もいる。
絵を楽しんで欲しい。絵や写真のキレイな絵本を選ぶ方も。
豆まき、クリスマス、時期に合わせた絵本や、この学年なら…ということで、絵のない本を朗読される方も。
なるほど!そんな発想があるんだ。私にとっては驚きの連続。
でももしかしたら、他の方が私の選書を見た時に「あら!この人いつも、面白絵本ばっかり!」って、驚くのかも知れないですね。
いろんな人がいるから、いろんなアイデアや刺激が出てくる。
多様な人や考えに触れる機会は、絵本を聞いてくれる側の子ども達にとっても、良い刺激だと思ってます。
恥ずかしながら、ボランティアを始めた当初は、他の方の選書の仕方に、内心ケチをつけてたりしました。
「朝から難しい絵本を紹介するのってどうかなぁ」とか「朗読って、眠くなっちゃったりしないのかな」とか。ああ、書いてても恥ずかしい。
もし似たような考えの人だけ集まる団体だったら。意見もぶつからないし、過ごしやすい。けど、気づきも成長もないんでしょうね。
というか、担任の先生をしていた時も、「色んな人がいるから良いんだ」って話、してたはずなんですけどね…
みんな違ってみんないい。
違った素質を持った人達が集まって、あれこれアイデアを出し合える場は、安心で安全で、豊かな場所。
私はまず、家庭から。そんな場づくりを心がけていきたいな。
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