現役保育士さんの名言「我が子を愛してくれる人は、家族以外にもたくさんいたほうが良いですよ」

子育て

我が子を愛してくれる人が、家族以外にもたくさんいた方がいいと思うんです。

ホントにそうです。

子どものためにもそうだけど、何よりママのため。

毎日続く子育てを、明日も頑張ろうって思えるように。

先日、コミュニティFM内のとある番組で、インタビューを受けました。

「水戸へ越して来て、子育てはどんな風にされていますか?」ざっくり言えば、そんな内容をお話しました。

次男がちょうど眠たくなってしまい、ワタシの膝で寝たまま、マイクを渡してもらって収録をしたのですが…。

「ズー、ぐがっ」

みたいないびきが、会話のところどころに、入っていました。

次男のラジオデビューは、会話じゃなくて寝息だったという。

それから数週間。収録したインタビューのオンエア時に、お出かけ中だった私たち家族。

長男のポケモンメザスタ(100円玉が異常な早さで無くなっていく、ゲームセンターでやるポケモンです)に付き合いながら、片耳はイヤホンをさして、ラジオを聴いてました。

番組の進行役には、アナウンサーらしき女性が1人と、「現役保育士です」という男性がおひとり。

収録したインタビューが流れ終わった後、現役保育士の男性が、話の流れでこんなことを仰っていました。

「もうすぐ4月、保育園入園を控えたご家庭も多いと思います。

中には、泣いているお子さんを預けて仕事へ行くことや、保育園に預けた自分は、子育てを人に任せてしまってる…なんて思って、罪悪感を抱えちゃうお母さんも、いらっしゃると思うんですが。

僕ね、自分を愛してくれる人が、家族以外にもたくさんいた方がいいと思うんですよ。あ、自分っていうのは、お子さんの事ですよ。

お子さんを可愛がってくれる大人は、たくさんいればいるほど、いいです。」

両目は、ポケモンメザスタの機械と長男の背中を眺めながら。

片耳はしっかりラジオを聴いて。

うんうんと頷いた。

ホントにそう。

わが子を愛して、可愛がってくれる人は、親以外にたくさん、たくさんいた方がいい。

子どもにとっても嬉しいけれど、何よりお母さんへのメリットが大きいよ。

私は長男が6歳になるまで、沖縄で子育てをしていました。

たまたま友達繋がりで出会ったママが、わが家の近くに住んでいて。

「ここの子育て支援センター、今度一緒に行きましょう。」

って誘ってくれたんですよね。

市が運営している、子育て支援センター。

広くてスッキリしたお部屋、小さな砂場と水道もあり、外遊びも楽しめる。

あっけらかんとした先生方の雰囲気に、子ども達はもちろん、ママもすっかり癒されていました。

周りの目をなんとなく気にして。

迷惑になりそうな事は、させちゃいけない。

お友達が嫌な思いをしそうになったら、すぐ我が子を止めなくちゃ。

子どもを連れて出かけると、どこかでやっぱり、気負う部分があるんですよね。

でも、その子育て支援センターは違いました。

ちょっとしたおもちゃの取り合いも、ケンカも、全部経験。

まずはお母さん、様子見しててね。

そんな風に、みんなで子ども達を見守ってました。

だから自然と、大人みんなで子ども達を可愛がる場が、生まれていました。

わが子が可愛がってもらえたら、ママも嬉しい。

嬉しい気持ちを、みんなにも返してあげたい。

心が満たされる、幸せの循環が、そこにはありました。

おかげさまで、長男の子育てを苦しいと感じた事は、あんまりなかった。

わが子がたくさんの人に愛されている。

そんな安心が、根拠のない「私たち親子は大丈夫」に繋がってたなと思います。

ママが笑顔なら、子どもたちは幸せです。

安定して、安心して過ごせます。

沖縄はどこでもそうだったけど、茨城の方も、子どもを連れて歩いていたら「あら、可愛いねー」「おりこうさんだねー!」って、声をかけてくれる人が多いです。

子どもは褒められて嬉しい。

ママも「我が子は可愛いんだな、おりこうなんだな」って、自分以外の人に言ってもらえたらホッとする。

我が子を愛してくれる人が、家族以外にもたくさんいた方がいいと思うんです。

子どものためにもそうだけど、何よりママのために、家庭平和のために。

どんどん外へ出て、周りの大人に我が子を可愛がってもらいましょう。

安心してそれをやれる場所が、ホントだったら、どの子育て支援センターにもあればいいのにな。

そう思っています。

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