子ども3人いたら、思い通りになんかならないよ。いい意味で諦めたわ。
そんなことを言ってた友達が、脳裏に浮かんだ。
彼女は逞しいな、いや逞しくなったんだな。
そう思う一方で、子どもが3.4人いても気兼ねなく外出できるよう、お手伝いさんみたいな人が付き添うのが普通ならいいのにな。とも思う。
私なら、これが毎日続いたら、出かける元気がなくなっちゃう。
引きこもってしまうな…。
初めて、子ども3人連れでの外出を体験した、正直な感想だ。
「長男くんが帰っちゃうまで、あと1日かあ」
明日は夫の実家から、自宅に帰る。そんな日が近づいて来て、5歳の姪っ子ちゃんが寂しそうに呟く。
可愛い姪っ子の一言が、夫に刺さったんだろう。「お昼、みんなで出かけてこようか?」と言い出した。
「大人、もう1人連れて行ったら?」
心配してお義母さんが提案してくれたけど、大人2人いるし、大丈夫ですよー、と軽いノリで受け流した私たち夫婦。
お昼ごろから長男・次男、姪っ子ちゃんの子ども3人を連れて、近くのショッピングモールへお出かけすることになった。
私も夫も、子どもの数が普段の2人から、たった1人増えるだけ、と、甘く見ていた。
そこまでお義母さんは見抜いていたんだろうか。
子ども達を車に乗せ、目的地のショッピングモールへ向かう。
競輪場跡地を改装したというその場所は、モール街の真ん中に広い芝生が広がっている。
脇に設置された遊具で遊べたり、芝生にレジャーシートを敷いてピクニックみたいに楽しんだり。
キャッチボールやフリスビーをする家族もいた。
その芝生で遊ぼう、という予定だったけど、朝の雨で遊具が乾いていない。
子どもたちを私に預け、確かゲームセンターの中にも遊具があったような…と主人がその場を離れる。
必然的に、私1人で子ども3人を見ることになる。
ちょっとした階段を登ったり降りたり、3人とも楽しそう。
だけど、誰かが足を踏み外さないか、3人を目で追いかけるのに必死。
次男に「あー!階段の真ん中に座らないで!」と言ってる側から、
姪っ子ちゃんが上の方まで行こうとする。
「ええー姪っ子ちゃん、あんまり遠くに行かないでねー」って、言い終わらないうちに
すかさず長男が「ねえお母さん喉乾いた」と喋ってきて。
「もうー、ちょっと待ってて!」と怒鳴り返す始末。
お願い、早く戻って来て…
私が長く感じただけ。きっとそう。
でも、寄り道したでしょ!と詰め寄りたくなるほど、夫に待たされた気がした。
ようやく戻って来た彼が「ゲーセンの中にボールプールがある」と教えてくれたので、みんなでそこに向かう。
3人がボールプールの中で楽しそうにしている。
ランチに食べたお寿司が、お腹に響いたのか。
夫は何度も「ちょっとトイレ」と場を離れる。
その度に、2つの目で3人の様子を追いかける。危なくないかな?困ったことしてないかしら。
と、そこへ次男が靴を手に、外へ出ようとする。
ボールプールに飽きたの?
早くない?
今出られたら、まずい。
慌てて「これやる?」と、側にある「ばいきんまん叩きゲーム」を次男に促す。
100円、なかったら最悪だなと思いつつ財布をあさり、投入口に突っ込む。
ぽかんとしてる次男にハンマーを持たせ、飛び出すばいきんまんを叩いて見せる。
ああ!!という顔で、次男がばいきんまんをピコピコ叩き出す。
普段ならお金もったいない、と言って絶対にやらせない(そもそも次男はやりたいと言ってもいないけど)。でもこうでもして動きを止めないと、苦肉の策だった。
その後、外の遊具でも遊び、ボールプールと同様に必死で子どもたちの所在を確認している私。
「おみやげ買ってくるわ」とまたしてもその場を離れる夫。
「早く帰って来て!!!!!」と念を送りつつ、無事帰路に着いた。
私の周りには、わりと3人の子育てママがいるけど、こんなに大変だとは思いもしなかった。
大変っていうか、もう、大人1人じゃ無理。
ってことを当たり前にこなしてるのか。
うーん、こなさざるを得ないのか。
子ども3人いるご家庭には、外出の際にコンシェルジュをお付けします。くらいのサポートがあってもいいな。
それか、マジックハンドか義眼でもいいから、どこかにくっつけさせて欲しいわ。
義実家だから失礼ないようにと思っていたけど。
あまりの疲労に、帰ってから珈琲を2杯、がぶ飲みさせていただいた。
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