自分に必要なカロリーや栄養素を、オーダーメイドできる未来を考えてみる。

教育

旅の途中で、こんな広告を見つけました。

名鉄の犬山行きの車内でパチリ

食を一番身近な医療にしていく。

面白い言い回しだなと思いつつ、

でもさ医食同源って昔からあるよなぁ、なんて突っ込んでみたり。

可愛くないアラフォーです。

医学的見地に基づく栄養管理を、個別の年齢・性別・体型・体調に応じて誰もが的確に実践できる未来。

こんな事も書かれていました。

すごく平たく言ったら、自分に必要なカロリーや栄養素を、オーダーメイドできる未来。

みたいな感じですかね。

体重計にのったら、基礎代謝のカロリーが出てきたり。

アプリでPFCバランスが出せるようになったり。

特別な知識やお勉強をしていなくても、栄養士さんでなくたって。

今はだいぶ簡単に、自分に必要な栄養素を出せるようになりましたしね。

専門的にはより細かく。

「心拍を見ると、あなたは最近ストレスがかかっていますねビタミンCの消費が激しいので、このくらいは必要ですね」みたいな。

人に合わせて、必要な栄養をオーダーメイドしていく技術を、大学では研究しているんですね。

いや、もっとちゃんと、してるんだろうけど。

すみませんね適当で。

話を学校の給食にうつします。

給食って、大勢に配るお食事を一度に作ります。

学校でも、保育園でも、病院でも。

なので例えば小学校なら、

6〜12歳の栄養摂取量を基準に、献立を立てていったりします。

ホントなら、低学年・中学年・高学年で、必要な栄養量って違うんですけどね。

ワタシが使っていた栄養計算ソフトは、小学校でいうと3、4年生のデータが出るようになってました

小学校の真ん中あたりだから、みたいな理由だったのでしょうね。

パソコンをカチカチしながら、ある日ふと考えたんです。

この栄養価って、誰に向けて作ってるんだろう。

便宜上、3、4年生向けではある。

けど、その年代の子ども達だって、大きい子もいれば小さい子だっている。

食の細い子もいれば、ガンガン食べる子もいる。

誰の栄養価を満たすために、栄養計算してるんだろうな。

そんなこと考えてたら、何百人分の食事を一気に作る、給食の仕事は進みません。

でも考えちゃったんです。

この計算は、誰の役に立ってるんだ?

って。

子ども達とたまに、給食を一緒に食べてましたが、子ども達の食べ方は、それぞれなんですよ。

何回おかわり行くねん!みたいな子もいるし

よそった分を食べるので、精いっぱいな子もいるし。

栄養価の計算が、ムダと言いたいわけじゃないです。

私たち大人がやりがちな

「カラダのために、残さず食べようよ」

「風邪ひいちゃうよ?これくらいは食べようよ」

は、やっぱり意味ないな。

そう思ったのです。

近未来に、個々人に合った栄養価を算出するマシンとか出てこない限りは、ホントに「カラダのため」になってるか、理解しきるのはムリ。

いや、声かけ全般がムダ!と言いたいんじゃないですよ。

「食べると、こんないいことあるよ」

「このメニューの作り方は、こうなんだよ」

こんなウンチク、私もしてました。

でもね、本当に食べた分が、カラダのためになってるのかは分からんのです(大人はしっかり、贅肉というカラダの一部になりますよ♡)w

ある程度は、頭で考えて食べるのも大事。

でも基本は、楽しく食べたい。

みんなで笑いながら、美味しいものを食べながら、気分よく楽しくしてる方がいいかもよ。

医学的見地に基づく栄養管理をしたときにも

「あれ、最近ストレス数値が減りましたね、ビタミンC、サプリで補うほど必要なくなりましたね」

なんて言われるんじゃない?

っていう、壮大な屁理屈を並べてみました。

どなたか研究して、結果を教えて下さいませ。

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