だから諦めなよ。
…そういうことを言いたいんじゃなくてね^^;
1人で頑張らないで。
周りの人に、どんどん頼ればいいんだよ。
そう伝えたいのです。
「なかなか上の子を可愛いと思えない」
先日子育てのお話会をした時。
2人の女の子を育てるママが、こんなことを話していました。
上の子は5歳。下の子は赤ちゃん。もうすぐ1歳だそうです。
ウチと同じくらいの歳の差だ。
大変だよね…。
と自分の記憶を振り返っていたら、
「自分を責めたくなるきもち、分かるよ」
「私もそうだったよ。上の子をどうしても、可愛がれなかった」
ぽろっと呟いたママの気持ちに、共感する人が多くて。
驚きました。
「上の子可愛くない症候群」。
なんでも症状名をつけたがりますね。
みんな好きですね(毒吐きましたw)
この「上の子可愛くない症候群」って、実はホルモンの仕業だと言われています。
赤ちゃんを産み育てるママは、オキシトシンというホルモンが
普段より多く、脳内に分泌されています。
オキシトシン。
リラックスを誘うホルモンでもあり、
愛情や絆を促進するホルモンでもあり。
つまりは「可愛い」「守りたい」母性めいたものを発動させるホルモンでもあります。
それが転じて、
「守りたい、愛情をかけたい」行動を
邪魔する相手に対して
攻撃性を強める作用をもたらします。
パパが良かれと思って、赤ちゃんの世話をやろうとしてくれるんだけど、
「邪魔!!!」って思っちゃう。
「余計なことしないでよ!」って、言っちゃうw
あれもホルモンの仕業です。
オキシトシンのせいです。
私たちママのせいじゃないんです。
謎の八つ当たりされてるパパからしたら、たまらないよね(ごめんなさいね)
でもね、どうしようもないんです。
自分でコントロールしたくても、できないんですよ。
オキシトシンの「攻撃性・排除性」は、
なんと我が子であっても、発動します。
上の子が「赤ちゃんの安心・安全を脅かす存在」に見えてしまう。
「赤ちゃんのお世話」を邪魔する存在に見えてしまう。
「上の子にかまってあげられないし、ついつい怒ってしまう。」
そんな困りごとを、小さな赤ちゃんを育てるママは、呟いていました。
もっと可愛がってあげたいのに。
上の子だって、「可愛い」と思ってたはずなのに。
自分を責めていました。
この問題。悩み。
そもそも自分1人でどうにかするのは、難しいんです。
だって、当人がオキシトシンに振り回されてるんだから。
本人だって「いつもと違う自分」を乗りこなすのに大変なんですよ。
そう考えたら、思春期のこどもたちも、大変ですね。
ホルモンに振り回されてる。
「クソババア」って暴言吐いたり、「父さん近寄らないで」ってゴミのように扱ったり。
…あれもホルモンの仕業なんだと思ったら、「頑張ってんなあ」って、微笑ましく思えてきませんか?
…言われる側は、とんでもないですか?(^_^;)
話が逸れました。
とにかく、ホルモンに振り回されてる当人だけで、なんとかしようと思ったら難しい。
助けてもらいましょう。
周りに、力を貸してもらいましょう。
私の話で恐縮ですが。
上の子が5歳の時に、下の子が産まれて。
オキシトシンにやられて「上の子可愛くない症候群」が、発動しました。
「ああ、来てしまった…」って、頭では分かりつつ
長男に冷たく当たる自分を、どうしようもできないんですね。
長男は保育園に通っていたのですが、それが一つの、大きな支えでした。
私が長男を可愛く思えなくても、かまってあげられなくても
園の先生たちは、変わらず長男を可愛がってくれました。
「お手伝い、頑張ってくれましたよ」
「小さい子たちと、いっぱい遊んでくれましたよ」
園の先生方は、長男のいいところを、たくさん褒めてくれて。
毎日、私にも伝えてくれました。
私のきょうだいにも、お願いをしました。
「赤ちゃんが可愛いのはすごくわかる。だけど、なるべく長男にかまってあげて欲しい」
と頼みました。
すぐ下の妹は、長男だけ連れて、お出かけしてくれたり。
配慮してくれて助かりました。
じいじ、ばあばには無理な相談かな(どっちも孫だしな)と思って言わなかったのですが
おばあちゃん(私の母)は、4姉妹を育てている分、知っていたのかな。
なるべく長男を可愛がるように、気を遣ってくれていました。
あとは可能な限り、外出するようにしていました。
なんて言うか。
「私以外の誰かから、褒めてもらうため」に
外出してました。
思い返しても、すごい理由だねw
赤ちゃんを連れて買い物をしていると、沖縄のおばあやおばちゃんは、
「はっさ(まあ!)、可愛いねー」なんて、話しかけてくれるのですが
隣でカートを押している、長男にも目をやって
「あい、お兄ちゃんも偉いねえ」
って、褒めてくれるんです。
もしかしたら、長男は「偉いねえ」より「可愛いねえ」なんて、
言われたかったのかもしれないけれど。
私がなかなか言ってあげられない言葉を、よそのおばちゃんが言ってくれる。
それだけでとても、ありがたかったんです。
そう。
本当は言ってあげたいんですよ。
5歳の長男だって、赤ちゃんだって、我が子だもの。
可愛いですよ。
でも、ホルモンのせいで(しつこく言っておきますw)
言ってあげられないんですよ。
偉いね。お利口だね。
大好きだよって。
自分が言ってあげたい分を、
周りのみんなに言ってもらえば良いんですよ。
赤ちゃんという、小さい命を必死に守り育ててるだけで、お母さんは十分、頑張ってるから。
1人で難しい部分は、手伝って貰えばいいんですよ。
大暴れしているオキシトシンも、時間とともに落ち着いてきます。
分泌量がいつもの量に戻っていきます。
それまでは、周りにたくさん甘えながら、子どもたちを育てていってください。
…ぜひこの記事を、パパや、ばあばや、ご自身のきょうだいに
「読んで」って送ってくださいw
周りの理解も、どんどん広がってほしいものですね。
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