「だっこ」と言わず、雨の中を歩き切った次男に、ハッ!!と気づかされたこと。

子育て

「もうやめてー!」

って、つい大人が言いたくなる、子どもの仕草。

大抵、後始末が大変なヤツじゃないでしょうか(泥まみれになるとか、びちょぬれになるとか)。

でもね。

大人、特に母ちゃんに取ったら「迷惑!」ってしか思えないような事に

実は子ども達のワクワクが、隠れてる。

五感をフルに使って、遊んでる。

それを体験させてあげる時間も、作ってあげたいな(毎日は大変だけど)。

そんなことを最近感じました。

先日、私のうっかりのせいで、自宅の車が動かせなくて。

(内鍵しちゃって、スペアは夫が職場に持ってってしまい)

大雨警報の出ている中、次男を連れて、用事先まで電車で向かうことになったんです。

傘を差しても、横殴りの雨が肩に当たる。

次男に半分、傘を指してあげているのもあり、パーカーやら、ズボンやら、私の体は半分びちょびちょ。

用事を延期にして貰えば良かったな。

やっぱり、もう帰りたい。

正直、そう思ってしまうほど、雨の中を濡れながら、2歳の次男を連れて歩くのはイヤでした。

ウチの次男は甘えん坊で、目的地まで1人で歩ききったことなんて、ないんです。

それも、お出かけがイヤだった理由です。

服もびちょびちょ、水の滴る長靴。

そんな格好の次男が「だっこ」って言ってこようものなら。

一発で私はずぶ濡れ。

で、ずぶ濡れになったまま、目的地まで行かないといけないんでしょ?

はぁ…。

一応、覚悟して出かけましたよ。

上着は、防水パーカーを着て行きましたし。…あまりの雨に防水機能、意味なかったけど。

そうしたら。

驚くことが起きたんです。

うちから駅までの、およそ1キロ。

次男は一度も「だっこ」といいませんでした。

それどころか、水たまりをパチャっと踏んづけてみたり、

ゴウゴウと勢いよく流れる下水溝に足を止めてみたり。

黙々と歩くんです。

こんなの初めて。

どんどん先に歩いて行く、次男の背中を見て。

ハッと、途中で気がつきました。

この子、楽しいのか。

いつもと違う外の様子が、楽しいんだな。

私の中に全然ない概念だったので、びっくり。

気づかなかった自分にも、愕然。

水たまりで遊ぶ次男を眺めたまま、しばらく突っ立ってました。

びちょびちょ。めんどくさい。もう帰りたい。

家を出てからずっと、私が思ってたこと。

次男は微塵も、感じてませんでした。

駅まで歩き切った次男と一緒に、そのまま電車に乗り、2駅先の目的地へ。

着いた駅から歩く道のりも、次男は楽しそうに、水たまりをふみふみしていました。

お出かけをキャンセルしなくて良かった。

次男に楽しい世界を、体験させてあげられて良かった。

そう思うのと同時に

大人の「楽しい」とは、全然違う次元に、

子どもたちの「楽しい」は存在してるんだってことを、

改めて気付かされました。

どろんこ。

石投げ。

草むらのバッタを追いかけ回す。

それこそ、雨の中を外出するとか、傘も差さずにビチョ濡れになっちゃう…とか。

もうやめてよ…とか、

後始末がぁ…とか、

大人の私たちは思うけど。

「やめて!」って怒鳴るの、ちょっと待ってみよう。

何が起こるか、観察してみよう。

その先に、子どもたちの弾けるような笑顔が、待ってるのかもしれない。

雨の日を満喫しまくった次男の笑顔に、色々思い直したのでした。

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