人と人との間で生きる私たちが
人生に一度は感じる
暗い気持ち、誰かを傷つける経験、傷つけられる経験
あるいは自分を傷つけてしまう経験。
そんな表に出しにくい気持ちすらも、
音楽は美しさに変えてくれると、私は思っています。
昨日は友人が誘ってくれて
長男を連れて、ピアノの演奏会に行ってみました。
ずっとリアルで演奏を聴いてみたかった、
下里豪志さん。
心は女性で、体が男性という、トランスジェンダーのピアニスト。
数年前、沖縄の地方新聞にコラムを書いていて。
多分それで、存在を知ったんですよね。
とってもお美しい！それでいて、文の書き振りがなんだか軽くて、楽しそうな感じ。
お写真の笑顔も、穏やかににっこり、笑っていらっしゃって。
きっと会う人、聴く人を明るくしてくれるようなピアニストなんだろうなと
勝手に想像してました。
昨日、実際に演奏とトークをお聞きして
（本物の下里豪志さん、めっちゃおキレイだった！）
やっぱり印象通り、会う人、聴く人を明るく楽しませてくれる方でした。
友達から「トークが面白いの」と聴いてたのですが
なるほどそうでした。
「今日はピアノ四重奏ということで、皆さんもお城の貴族になった気分で、
演奏を楽しまれてくださいね」
「フランク（という作曲家）の曲は、ちょっと重めのものが多くて。これも最後まで光の見えない感じ…そうですね、眠くなるかなw」
眠くなる！？
思わず笑っちゃいましたw
ちょっと馴染みの薄いクラシックを、私たちの身近に感じさせてくれる。
お客さんに楽しんでもらう気持ちで話してくれてるのが、伝わってくる。
でもって、曲への解釈が深い。
冒頭の言葉も、下里豪志さんのトークの中から
お借りしたものです。
人と人との間で生きる私たちが
人生に一度は感じる
暗い気持ち、誰かを傷つける経験、傷つけられる経験
あるいは自分を傷つけてしまう経験。
そんな表に出しにくい気持ちすらも、
音楽は美しさに変えてくれると、私は思っています。
想像でしかないけど、
人より多く、悲しみも辛さも感じてきたんだと思う。
それを、軽やかなトークと、何よりご自身の「音楽」で昇華して
なんなら、聴いてる私たちを明るく、照らしてくれる。
演奏してくれた曲はどれも、明るくポップな感じのものではなかったけど（クラシックですしねw）
なぜだか、がんばろうと思わせてくれるような
光を見つけて、進もうって言ってくれてるような
そんなメッセージをいただいて、帰ってきました。
小2長男も、1時間半、よくがんばりました。
半袖のかりゆしウェア（沖縄の夏場の正装）を着たおじさまが
「僕、がんばったねー。お菓子たくさん食べて帰りなさいよ」
と、一品持ち寄りの棚を指差して、褒めてくださいましたw
ジャスティスお茶会 in沖縄 〜なつみの地元で会いましょう♪
【日時】 8月17日（土） 午前10時〜12時
【場所】EMウェルネス暮らしの発酵ホテル 1階
暮らしの発酵 DELI &CAFE （沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場1478）
【参加費】無料（ご自身のお茶代は負担ください）
その他、リクエスト講座やお話会を開催予定です。
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