小学校の先生をしてた頃。
国語の授業をどうやって進めるか、考えるのが好きでした。
国語って、月曜日から金曜日まで
毎日あるし
低学年だと1日2回とかあるんです(笑)
国語が好きって、まあ、ある意味ラッキーですよね。毎日好きな授業ができる、ってわけだから。
なかでも、文法の授業は好きでした。
主語と述語、とか
こそあど言葉、とか
そういうやつ。
ある時期の教科書に、これまで見かけたことのない単元がありました。
それが、「事実と考えを区別しよう」
ワタシは当時
「面白いなー。今までこんな単元なかったなー」って、思ったんです。
事実と考え。
今お世話になってるビジネススクールの言葉で言えば
事実と解釈。
大人でも区別に悩む、このテーマを、小学校でやるか!
それいいな!
って、1人盛り上がってました笑
それにね、事実と考えがごっちゃになって、友達とトラブルになる…って事が
その時のクラスでは良くあったんです。
例えば
事実は「AくんがBくんの肩を、触ったとは言えないレベルの力ではたいた」
なのだけど
Aくんとしては、叩いてない。触っただけ
Bくんとしては、叩かれた。嫌がらせだ。
2人の男の子の解釈が違ってて、ケンカになってる。
みたいな。
名探偵コナンじゃないけど、真実はいつもひとつで、
その真実をどう見て、解釈してるかは、人によって違うこともある
あいつは嘘ついてる!とかじゃ、ないんだな
そんな目線を、子どもたちが持ってくれるといいな
そう思っておりました。
その単元が始まった日。
ワタシは一個のリンゴをクラスに持ってきて、
「このりんごについて、色々質問してください」
と子どもたちに言いました。
えーー!ってクラスみんなでザワザワしながら
「そのりんごの重さは?」
「品種は?」
頭を捻って、いろんな質問を子どもたちが出してくる。
私は答えつつ、同時に
「これって事実?考え?」
って、子どもたちに聞き返します。
重さは測ったらしいから、事実だよね
品種もそうだよね
子どもたちなりに、事実と考えの区別をしていきます。
…すみません、続きを書きたいけれど
時間なのでまた次回に(^_^;)
これから、茨城の北の北、常陸太田でお仕事です。
1時間に一本しか電車が来ないので、かなり早く着いちゃって
待ち時間にブログを書いてました。
ではまた笑