子育ての終わりと布おむつと

子育て

こんなにいっぱいおむつ干すの、久しぶりだな」

昨日の朝、洗濯物を干している時に口をついて出た言葉だ。

前日から下の子が熱を出している。

食欲はないけど、幸いお水は飲める。脱水にならないよう、こまめに水を飲ませていたので、いつもよりおしっこも多かった。

それにしても多かった。普段2.3枚なのが、10枚くらい干したから、産まれて半年くらいの時の量だろうか。なんだか懐かしかった。

お下がりでいただいた布おむつ

わが家は布おむつを使っている。長男が産まれた時に、主人の兄夫婦から「使い古しだけど、よかったら」といただいたものだ。

兄夫婦の子どもたちの通う保育園が、たまたま布おむつを推奨してて、使うことになったらしい。

甥っ子と姪っ子の記名がされた、おむつカバーやおしめを、私は有難く使わせていただいた。自分や、妹たちが布おむつで育ってきたので、「そうそう、布おむつ、道具が揃ったらやりたいな」と思っていたのだ。

布おむつ、というと「すごいねー」とか「自然派?」とか「頑張って子育てしてるんだね」とか、説明するのがとにかくめんどくさい。なのであまり人に言ったことがない。

単に自分たちがそう育ったから、そういうもんかな、くらいの感覚だ。妹たちのおしっこ付きのおしめも洗わされてたから、全然抵抗なく手洗いできる。主人が嫌がってたのを見て「普通が、そういう感覚なんだな」と気づいた。

布おむつで楽しんだ、うんちの変化

布おむつは面白い。おしっこの色とか量とか、うんちの様子が、細かく分かる。

特にうんちが面白い。赤ちゃんの頃は、いい匂い。ホントに甘酸っぱい、ヨーグルトみたいな匂いがする。

それが3ヶ月ごろになると、硬さと色が変わる。摂っているのは変わらずミルクかおっぱいなのに不思議。

離乳食が始まると、消化できずにそのままの形で、にんじんやコーンが出て来たりする。まだ早かったんだなー、とそれで判断したりする(本当はあげる前に。ちゃんと見極めてあげないといけないんだろうけど)。

1歳が近づく。食べるものも大人に近くなる。当然うんちも大人のそれに近くなる。まだちっちゃいけど。ちっちゃいのに臭いがいっちょ前なのが、また面白い。

素敵な思い出を、私たちはもらっている側なのかもしれない

散々うんちのことを書いたけど、冒頭の話に戻ります。

そう、もうすぐこの作業は終わりを迎えるんだなと思ったのだ。

毎日10数枚を干していたのが、だんだん少なくなって、そして終わりになる。トイレでおしっこができるようになって、大人の補助もいらなくなる。覗かないで!ってなる。

なんだか寂しい。

忙しい目の前ばかりを見てたら、早くおむつ取れないかなー、楽になるのになー、って思ってしまうけど

今、こうして手をかけさせてもらっている。子どもにしてあげてるんじゃなくて、大人がさせてもらってるのかも知れない。

特に布おむつは手間もかかる分、思い出がいっぱいだ。

この子達がもう少し大きくなった頃に、私たちはきっと思い出話をするんだろう。その話のタネを、この子達が持って来てくれたと思ったら、こんなありがたいことはない。

トレーニングパンツを履かせようとすると、次男は「イヤだー」と逃げ回る。

もう少しそれでいいかな、と肩の力が抜けた。

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コメント

  1. こんちゃんです!
    うんちには凄い情報が詰まっているんですね!
    特に赤ちゃんの時はそうだったんだって、息子娘を思い出そうとしても、臭いまでは思い出せない…

    お母さんは凄いって、改めて感じました!
    そして、妻を大切にします!!

  2. そうだったわ〜と遠い昔を思い出しました。

    当たり前に布オムツができてたなっちゃんを尊敬✨
    私は途中で挫折してしまった〜