好きを突き詰められるって、最強だ。

教育

「つくばへ来る用事があるから、良かったら遊ぼう!」

愛知に住む友人からお誘いをもらって、つくば市にあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙センターを見学に行った。

なぜJAXAに決まったかというと、友人の娘ちゃんが大の宇宙好きだから。

私も好きだし、つくばのJAXAと言えば日本の宇宙開発の中心地。

一度訪れてみたかったので嬉しい提案だった。

施設のオープンが10時で、到着したのが10時15分。駐車場はもう満車で、臨時スペースへと案内された。

連休のせいなのか、やはりつくば宇宙センターは聖地みたいなものなのか…

スペースドームの展示説明を受ける

展示館の中にいる友人と合流すると、説明員の展示館ガイドが始まったところだった。

館内には、人工衛星の試験モデルや予備機(打ち上げ機体と同様に作られたもの)、実際に打ち上げられた実機と呼ばれるものが飾られている。

その前を回りながら、個々の機体について、説明員が話をしてくれる。

今回の説明員さんは、定年間近か、既に定年されたのか、という様子のおじちゃん。 

小型スピーカーを持ちながら話しているが、そもそもの声が小さく、マスクもしているので声が聞きとりづらい。

もう少し大きな声で話してくれないかなあ…

と思いつつ、奥へと進む。

この人は本当に、宇宙が好きなんだな

「日本の人工衛星開発の礎となった、きくシリーズです」

おじちゃんが指さす向こうに、本物と同じサイズの人工衛星がいくつも並ぶ。

きくシリーズのとあるタイプには、七夕にちなんだ織姫、彦星というパーツがついていたそう。

「この二つをドッキングさせる予定がね、

なんと、織姫の方がいなくなってしまったんですね。

彦星で探そうとしたけど見つからない。

いや、私も気持ち分かりましたよ。

彦星ガッカリしたでしょうね。

僕がいけなかったのかな、なんてね、小心者なんで、感じちゃいますよね」

なんとも楽しそうに、澱みなく、おじちゃんは喋っている。

「JAXAの宇宙開発の歴史や楽しい小ネタなど」ってパンフレットに載ってたけど、さすが。

同時に説明員のおじちゃんの、宇宙への愛がひしひし伝わってきた。

好きを突き詰められる人は最強

きっとこの方は、現役で働いている間もこうして楽しそうに仕事に励んでいたのではないかな。

幸せなことだなあ。

ハッと気づくと、周りで解説を聞いている人は減っていた。

残ったのは本当に宇宙が好きなんだろうな、という人ばかり。

解説に頷き、真剣に聞き入る大人がたくさん。

たくさんの大人から「好き」の滲み出る、素敵な空間だった。

一緒に回った友人の娘ちゃんも、すごく楽しそう。

JAXAと書かれたトートバッグから、宇宙ノート、鉛筆、図鑑がどんどん出てくる!

なんなら解説員よろしく、個別にいろいろ説明を聞かせてもらった。

「ISSきぼうの補給機(こうのとり)はドッキングができて、それは技術的に世界でも凄いことで…」

いやいや、あなたの方がすごすぎる!!!

夢中になれるって最強だ。

そういうものに出会えて、やりたいままに突き詰められる人は、間違いなく幸せ。

ウチの長男は「オゾン層だって!ここにあのポケモンが住んでるんだよ!」と嬉しそうに喋っている。

彼が最強になれるように、東京のポケモンセンターへ連れて行かないとな。

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