「息子に遠視治療のメガネをかけてもらいたいが、なかなかかけてくれない。朝晩はかけるが、幼稚園に行く時は断固拒否。友達が見えた途端に外してしまうので、この状況が続くと、どうなってしまうか不安」
こんな投稿が目に入った。
遠視ではないが、小学校の高学年でメガネをかけ始めた私も、最初すごく嫌だったなぁと思い出した。
いじられても嫌だし、褒められても嫌。
とにかく、そっとしといてくれと思っていた。
結局は周りも慣れて何も言わなくなり、私は私で黒板がよく見えるのは便利だからと進んでかけるようになった。
もう一度文章を読み返しながら、ブログに書き起こす。書き起こしながら、クラスで初めてメガネを持ってきた子達のことを思い返す。
タイプごとに、かけられて嬉しい言葉や反応の仕方があったなぁと考えていた。
この状況が続くと、どうなってしまうか不安。
この文を打ち込んだ時にハッとした。
あ、本当に困ってるのは、きっとここだ。
先が見えないのって、しんどい
ウチの長男の話だ。
今住んでいる地区の小学校は、公立だが制服の着用が決まっている。白の襟付きシャツ、黒の半ズボン。
長男は制服を嫌がった。
ズボンのゴムがきつい。
裏地がざらざらする。
襟が首に纏わりつくから嫌だと、ちぎれんばかりにシャツを引っ張る。
靴下も。締め付けられたら嫌らしい。
5月くらいまで、夫も私も毎朝怒鳴っていた。「早くしないと登校班に間に合わないよ!」イライラしていた。
私はいろんな洋服屋を回って、色が白で着心地の良さそうなシャツ、同じ条件のズボンを探し回った。
長男のために、とか思ってなかった。何でこんなことに時間を割かないといけないんだろうと憤っていた。
担任の先生は寛容な方で、制服も体操着も、みんなと多少違おうが大丈夫、と仰ってくれた。ただ私は不安だった。
いつまでこれが続くんだろう。
この、はっきりとしたゴールが見えないまま頑張ることが辛かった。先が見えないって、かなりしんどい。
それぞれが変わったんだろう
現在10月、2学期が始まりしばらく経った。
長男の様子はそんなに変わらない。
やっぱり襟口を引っ張ってるし、ズボンにもグチグチ文句をつけている。
ただ泣き喚くようなことは無くなった。
私たちも怒鳴り散らすことは無くなった。
どっちが先に変わったのか。
私自身のことで言えば、もう着ない制服は売ればいいし、服装で文句言われるなら(公立の小学校なのに)転校してしまえばいいと、夏ごろ半ば投げやりに諦めた。
聞いていないので分からない。けどおそらく、主人にも長男にも、それぞれの変化があったんだろう。
人はコントロールできない
冒頭の話。
「この状況が続くと、どうなってしまうか不安」
メガネをかけるかけないは、子どもの事で、他人のコントロールが効かない問題だ。
不安は自分の中から湧いてくるものなので、多少調整が効くし。
例えば期間を決める。
じっと待ってみたり、色々工夫しながら、3ヶ月経って変化がなければ、適切な場所へ相談に行こうと決めてしまう。
経験談を聞きに行く。
私の例で言うなら制服を嫌がる子どもを持つお母ちゃんや、そういう子が身近にいた人を探してみる。
不安ごと消えてしまえば最高なんだろうなと思う。
でも感情はわいてくるものだから、仕方ない。
結局自分次第なんだな。私にもそう言い聞かせる。
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コメント
朝から考えさせられた記事でした。
ほんと先が見えないから不安になるんだよね。
コントロールできるところとできないところ、そこを間違えないようにしたいなと思ったよ。
なっちゃん、今日もお便りをありがとうございます!!
人の子はニコニコしていられるけど、我が子は無理って、私もよくイライラしてます。
感情は湧いてくる…
毎日どこから来るんだ!っていうくらい、押し寄せてきますね。
自分自身と格闘しながら、今日1日を過ごしてみます!