「次男ちゃん、今日もニコニコおりこうさんでしたよ!」
先生の声と同時くらいに、次男が部屋の向こうから「おかーしゃーん」と走ってくる。
週に1度、市が運営している一時預かりサービスを利用している。
次男を預かってくれている間に、自分の息抜きや用事を済ませている。
この地域は転勤族が多い。
なので私のように、引っ越して来て知り合いがいないお母さんが、一時預かりのサービスにかなり助けられている。
親以外の大人が愛しんでくれる嬉しさ
この日はハロウィンの制作をしたそうで、描いた絵を見せてもらった。
「次男ちゃん、この月齢にしたら鉛筆持つのが上手い気がしますよ、お母さん」
1年生の長男がやる事を見てるから、確かに長男よりできるようになるのが早い。
外から見た大人に褒めてもらうと、すくすく成長してるんだとホッとする。
そして嬉しい。この子の存在を愛おしむ大人が、親以外にもいるんだなって事が嬉しい。
一時預かりの先生が、外で声をかけてくれた
一時預かりを利用し始めたばかりの頃に、こんな事があった。
夕方、家から近い駅へ子どもたちと散歩に出かけた。
男子にとって、駅前は最高の場所らしい。
電車が近くで見られるし、あまり需要がないらしいジュースの販売機がさわり放題。
長男も次男も、結構な時間遊んでいられる。
その間、私はぼーっとする。
販売機や電車に夢中の間は「お母さん!」と呼ばれて、思考が遮られることがない。貴重な休憩時間。
「次男ちゃんのお母さん?」
と向こうから声をかけてくる人がいる。
一時預かりの先生だ。ここは帰り道だったみたい。
「お散歩ですかー?」
「はい、みんなで電車を見に来ました」
「お兄ちゃん?次男ちゃんと似てるねえ」へへへ、と長男が照れる。
ひとしきりそんな会話をした後、「次男ちゃんまたねー」と手を振って、先生は去っていった。
じわっと胸があったかくなった。週に一度しか会わない先生が、私たちのことを見つけてくれた。
引っ越して半年にもならない、知り合いも全然いない場所だけど、私たちのことを見守ってくれる人がいるんだな。
心に居座ってた寂しさとか、孤独な気持ちが溶けていった。何なら泣いてしまいそうだった。
社会的弱者を救ってくれる、先生たちに感謝。
知り合いがいない。
小さい子どもを抱えている。
社会的繋がりがない(少ない)。
一般的にいう、社会的弱者の部類に私は入るだろう。
虐待しそう!って怯えてるわけじゃないけど、
ひとつ気持ちがぐらついたら、ストレスをダメな方向にむけてしまう、リスクのある状況だよね。
そう自分を分析していた。
だから先生の何気ない声かけに、こんなに嬉しさを感じたのだ。
救ってくれる人はいる。助けてくれる人がいる。感謝の気持ちでいっぱいだった。
その後も一時預かりを利用させてもらっている。
都度都度「いつもありがとうございます」「お世話になってます」と心を込めて伝えるようにしている。
おこがましいんだけど、私の気持ちが先生たちに届いて、先生たちが元気づけられて、その元気が子どもたちへ循環していけばいいな〜。
いつもそう思って、お礼の言葉を発している。
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コメント
なっちゃん、今日もお疲れ様です!!
お礼の言葉を伝えるっていいですね。
今日の私は人に「ありがとう」や「好き」と伝えるチャレンジしてみます。
まずは私から循環を始めてみようと思います!!