元旦のお昼過ぎ、突然義実家がカタカタと揺れ出した。
古い家なので、網戸が鳴ることもたまにあるけど、どうもそれではない。
しばらくして、大きく横に揺れ出した。
滋賀県もこんな感じで「これは只事じゃない」という揺れ方。震源の石川あたりは、どんなに怖かっただろう。
迷いながらも、富山に住む友人に連絡。新潟にご実家のある方にも「無事でありますよう」とメッセージを送った。よかったのか?と言われたら、自分を落ち着かせたいがための、自己中な行動だったかもしれない。幸い2人とも無事で、ホッと胸を撫で下ろす。
義理のお母さんは、もしものためにと、貴重品が入ったショルダーバックにリュックをキッチンへ持ってきた。備えあれば憂いなし。ちゃんと用意してあるのだ。
私も自宅に水とお米は備蓄してあるものの、持ち出し用のカバンなどは結局買わずじまいになっている。小さい子もいるのにな、やらなきゃとは思ってるんだけど、の繰り返しで、ここまで来てしまってるのを改めて反省。
しばらくして大津波警報も解除されたが、テレビは依然、被害状況の報道がやまない。余震が起こるたびにニュース速報が流れ、ピコーンピコーンとアラームが鳴る。
歳のせいか、もともとそういう気質もあったのか、刺激の強い映像や音が、私はあまり得意ではない。すごく疲れてしまったり、イライラしてしまったり、気持ちが荒れてしまう。
地震のニュースも普段なら、安全確認が終わったらテレビを消してしまうのだが、ここは自分の家じゃないからそうも行かない。
テレビからなるべく離れ、キッチン側の食卓に腰かけながら、義理の母と話す。落ち着かない気持ちを鎮め合うように、過去の震災の話や、ご友人の話などを聞く。
話したり聞いたりをしているうちに、少しずつ気持ちがおさまってくる感じと、聞くことで受け取る不安のエネルギーが流れてくる感じと、行ったり来たり。
けれど、何かの時のためにと、カバンにアロマオイル、フラワーレメディを入れて持って来ていたのを思い出し、しんどくなったら使えばいいと若干の支えになった。
気持ちの昂りを鎮めたいならラベンダーを香らせる。フラワーレメディ(お花のエキスを蒸留して、防腐剤代わりにアルコールを混ぜたもの)は、レスキューブレンドという不安を和らげる目的のシロップだ。数滴お水に入れたら子どもにも飲ませられる。
お義母さまのリュックほどの用意じゃないけど、備えておいてよかった。
念のために用意をする。こうなったらどうする?と対応策をいくつか考えておく。備えておくって、リスク分散だな。そんなことも浮かんだ。
ああ、子ども達が起きて来た。不測の事態に疲れたのか、いつもより目覚めが遅いなと思ってたけど、もう7時半。お後よろしくないですが、今日はこれにて。
でも本当に、ちょこっとだけど備えておいてよかった。
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