視力検査が大きらい
小学生の時、当時流行っていたマンガ描きに没頭し過ぎたのを機に視力が落ちた。
そのうち治るかな、と思ったけど、視力はどんどん落ちた。
同時に視力検査が大キライになった。
視力が「悪い」ことが、検査者のおじさんにも、自分の後ろに並んでいる友達にも晒されるからだ。
検査者のおじさんが特別大きなCを出して来て「これどこ開いてるか見えるー?」って大きな声で尋ねて来る。当然目立つ。ものすごく恥ずかしかった。
直そうとするのは、NOと暗に伝えてること
母は私の視力を元に戻そうと、いろいろ手を尽くした。
雑誌の広告にあった視力回復トレーニングマシンを買ったり、整体に連れて行ったり、暗いところで本を読むな、姿勢が悪いとダメだよと細々注意をしたり。
気づいたら私も、息子に対して同じことをしてる、テレビから離れなさい!とか、そんなことしたら目が悪くなるよ!とか。
言われたら嫌だったこと、まんま言ってるなと自分に呆れた。
字が汚いから書き直し。
腰が痛いから整骨院。
私たちはとかく、色々直そう、改善しようとする。
直そうとするのは、つまり今の状態はNOだと、暗に伝えてることにもなる。
コントロールしたい自分に気づいて
視力については最近の研究で、生活環境よりも遺伝の影響が大きいかも、と言われているらしい。
字は、個人差もあるけど成長とともに整ってくる。今より書く必要が、そもそも減っていくかも知れない。
テレビを見る距離は…やっぱり近すぎない方がいいなと思うけど、これっておうちの環境を整えればいいだけなんだよなあ。面倒くさくてやってないだけで。
結局、色々と自分の思うようにコントロールしたい。
そんな傲慢な自分に、気がつけるかどうか。なのかもしれないなあ。
登録はこちらから
コメント