健康のためには運動した方がいいし、健診も定期的に行ったほうがいい。分かってる。
でもね、自戒を込めて。
人は見ないし、信じないし、行動しない。
分かってても、やらないんですよね…。
大学で、栄養士になるための勉強をしていた私。
卒業後しばらく、市役所の健康づくりプロジェクトに関わらせてもらっていました。
今はメジャーになった(よね?)メタボ健診。正式な呼び名は、特定保健指導って言うんです。
それを先駆的に始めましょう、みたいな感じで呼ばれたチームに、大卒新人の私もついでに入れてもらってた。
そんな感じでした。
住民健診を受けてもらって、数値が引っかかっている人は、市役所に来てもらって面接をする。もしくは健康づくり教室へ来てもらう。
しかも数ヶ月後に再度、市役所へ来てもらって、変化があったかどうかを計測させてもらう。
今までなかった流れを、その市に住んでいる対象者へ提案することになっていました。
ちなみにこの「特定保健指導」。大手の会社の中には、この流れを全部、ライザップに委託しちゃってるところもあるんだそうです。期間限定だけど、ChocoZAPも使い放題。すっごい効果出そうだなぁ。
ちょっと横道に逸れますが、人間のやる気ステージをざっくり5つに分けて考える「TTM理論」というのがあります。
人が行動を変える際には、5つのステージを順番に通ると考えられていて。
その人が今、どのステージにいるかを見て、それぞれのステージに合わせた働きかけをしてあげるといいよ。というものです。
例えば、「今の生活を変える気はない」無関心期にいる人。
体重が年々右肩上がりでお腹もポヨン。血圧も高いぞ…な状態だったとしても、「今の生活を変える気はない」のなら、それに合った働きかけをするのが一番効果的。
例えば
- 階段に「ここまで上がると○カロリー」のような貼り紙をする
- 「歩数を増やすとポイントがもらえる」アプリを紹介する
- 「買い物をしながらウォーキングもできる!」取り組みをしている、ショッピングモールを紹介する
その人のステージに合った働きかけをすることが、結局は、行動を変えてもらう近道になるんです。
「無関心期」の方だと、例えば情報提供などがステージに合った働きかけになります。
「運動しましょう!」「健診行かないと!」と直接勧めたいところですけどね。
住民健診を受けてくれる方は、まだ良いんです。自分のカラダに関心を持っているから、時間を作って健診に来てくれるわけで。
問題は健診を受けに来ない人、なんですよね。
TTM理論で言うところの「無関心期」にいる方です。
最近だと、「健診に来たら、燃えるゴミ袋を差し上げます!」みたいにして、行ったら良いことあるな♪って思ってもらおう。
そんな取り組みをしている市町村もありますね。
新人の私は、健診の結果がいまいちで「保健指導」つまり、役所に来て面談を受けてもらったり、健康づくり教室に来てもらうためのお誘いをする。
そんなお仕事を任されました。
これが大変だったんです。
続きはまた次回。
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