「給食食べるの間に合う?」不安を感じている、新一年生のママへ。

入学

うちの子は時間内に、給食を食べ終えられるだろうか?

小学校入学が近づいてくると、ママもいろんなことが気になって、不安になりがちです。

周りの子と、仲良くできるかな。

先生の話を、きちんと聞けるかな。

わからないときは、お友達や先生に、ちゃんと質問できるかな。

お手洗いに1人でいけるかな。

書き出したらキリが無いくらいですよね。

なかでも「給食の時間内に、ご飯食べられるかな」って、解決するのが難しい悩みの一つかと思います。

小学校教員として、

また学校栄養士として、小中学生を見てきた経験から言うと、

そこまで大きな心配は要りません。

で、「早く食べる練習」も必要ありません。

どういうことなのか、説明しますね。

新一年生の給食事情をご紹介

新一年生は、入学してから1週間〜2週間ほどは、12時前に下校してきます。

ちょっとずつ学校に慣れていこうね、という配慮です。

早い学校では入学式の翌日から、給食がスタート。

ですがしばらくの間は、6年生が給食の配膳を手伝ってくれます。

(コロナ明けの今は、大人が手伝いに入ることもあるみたいです)

また、4時間目の途中から給食準備をし始める学校も多いです。

そういう期間が、1ヶ月〜2ヶ月ほど、続きます。

早く食べる練習をしなくていい、という理由の一つは、これです。

給食を食べる時間が、ゆったりと確保されている。

入学したての子ども達に合わせて、学校のスケジュールも組み立てられているんです。

学校栄養士をしていた時の話なのですが、4月って給食の残菜(お残し)が

全体的に多いんです。

4月って「入学・進級おめでとう!」ってお祝いの意味も込めて、子どもたちに人気のあるメニューが並んでいる。

それでも残っちゃう。

どのクラスも学年も、まんべんなく。

ずっと不思議でした。

謎は、小学校の先生になってから解けました。

4月、クラス替えをしたばかりの教室って、なんとも言えない緊張感に包まれているんです。

カラダの仕組み的にも「緊張」って、食欲を抑えたり、動きがぎこちなくなったり

とにかくもりもり、ご飯を食べる雰囲気じゃない。

大人がイメージするとしたら、なんでしょう。

知人の披露宴に呼ばれたはいいものの、全然知らない人と一緒のテーブル。

美味しそうなご馳走が並ぶけど、なんだか緊張して箸が進まない…みたいな感じでしょうか。

1、2週間して、クラスの雰囲気が緩んでくると、給食を食べる量も変わってきます。

なので新しいことづくめの新一年生が、時間内に給食を食べられない、なんて起こって当然!

個人差はありますが、学校や先生、お友達に慣れてくると、少しずつ箸が進むようになります。

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