そう。
「ちょっと難しいかもだけど、あー、はいはい、って受け流せないかな?」
妹から提案をもらいました。
「多分母さん、なつみねぇを認めてないんじゃなくて
めっちゃくちゃ余計なおせっかいなんだよね。
余計なおせっかい焼くけど、
なつみねぇのこと思って言ってる部分は大きいと思うよ。
うるさいなぁって思っちゃうけど
嫌いで言ってるわけじゃない、
否定してるわけじゃない。
おせっかいなんだって、思うのはどうかな。
そしたら、あー、またかーはいはい、
ってならん?」
なんて達観してるんだろう。
そして、めっちゃくちゃ余計なおせっかいか。
すごくピッタリ来る。
あまりに的確なアドバイス、理解してもらえた嬉しさと
「嫌いじゃなくておせっかい」って
12歳も下の彼女は、母のことを受け止めてるんだ。って感動と。
子どもたちが寝息を立てているそばで、私は静かに泣きました。
それから1ヶ月ほどで、私たちは沖縄を後にして、茨城へ引っ越しました。
その間、末の妹と
「今日は受け流せたよ」
「ちょっと、キツく言ってしまった」
まるで、カウンセラーやコーチに状況報告するかのような、やり取りを続けてました。
だいぶ、母のおせっかいを「はいはい」と受け流せるようになったかな。
必要そうだな、と思ったら、受け取れるようにもなったし。
人のモノの見方や感じ方、コミュニケーションの仕方を分析して
家族やクラス、職場やチームをより良い組織へ育てていく。
そんな「組織支援」の活動を現在、私はしていますが
その中でも、家族って面白くて。
家族の揃った関係図を見るたびに、
「ああ、このメンバーでなくてはいけなかったんだな」って
思うんです。
私たちの家族は、末の妹が生まれるまで
「私が孤立」しやすい形でした。
心のエネルギーが近い人が、いない。
エネルギーの矢印も、全部私に向かって流れてる。
昔、そんなことは知らなかったけど、
居心地の悪さ、しんどさを、
いつもなんとなく、感じてました。
私が小6で、妹が生まれてきて。
やっと、私に近い人
ほっとして過ごしやすい人が、家族の中に生まれました。
彼女が居てくれてよかったな。
きょうだいで居てくれて、よかったな。
大の大人になってから、改めてそんなことを思ったのでした。
40代突入のお誕生日を機に、
一皮向けた思い出を語らせていただきました。(笑)
人は、人に磨かれ、人に助けられ、人に成長させてもらうのですね。
良かったら、夏休みを前に「家族のコミュニケーション」について、
一緒に考えてみませんか?
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