「プライドの高い、扱いにくい子」と、どう関わりますか?【教育】

教育

プライドが高い。

この言葉って、いい意味・よくない意味、どちらに聞こえます?

正直私は、いい意味だと捉えてなかったけど。

プライドは自尊心。

自尊心が高いってことは

「自分に期待している」とも、言えるんだよな。

お教室を経営されている方から

通っている男の子のことで

ご相談を受けました。

自分が「できそうにない」課題の時には

それとなく話を逸らしたり、床に寝そべってみたりと

違うことを始めてしまう。

お母さんも「そんなこともできないの?」と彼を責め立てる。

ますます彼は、課題に挑戦しなくなってしまって、困っている。

子どもたちも賢い。

小学生くらいになったら

「これは自分が難なくできる」

「これはちょっと難しいかも」

「あ、これ、すぐにはできないな」

パッと判断します。

人によっては、果敢にチャレンジするけど

さっきの男の子のように、挑戦を避ける子もいる。

小学校の先生をしてた時。

自分がやれそうにない課題には、頑として取り組まない女の子がいました。

女の子としては、先生や支援員さんが

サポートに来られることがまた、気に入らないわけです。

だってそれって

「私はサポートしてもらわないとできないですよ」

って、暗に周りに知らせてるようなもんだから。

それで話を逸らしたり、机に突っ伏してみたり、

「うるさいなあ!」って怒鳴ってみたり。

「私はやらないからね!!」

っていうのを、だいぶ荒い形で、アピールしてたわけです。

彼女はプライドが高い。

それ故にやりにくい。支援員の先生は仰いました。

「だけど先生、プライドの高さをもう少し深く見ていったら…」

私はそんな話をしました。

ざっくりですが

子どもたちの「プライド」も、みんなおんなじではなくて。

ざっくり3つの「プライドが高い」があるんです。

プライドが高い(できない自分がカッコ悪いからイヤ)

プライドが高い(できないことは、自分が一番よくわかってるから言わないで!)

プライドが高い(できない自分が周りにどう見られるのか、気になるからイヤ)

女の子は、できない自分がカッコ悪いと思っている子でした。

なので、ずっと側に大人が張り付くことはしない。

必要だったら、これ使ってね

必要だったら、声かけてね

たまに近くに行って、補助教材を渡したり、声をかけたりしてました。

ちょっと彼女の手が動いたな、と思ったら

「いいね、ここ上手いよ」

「ここはいい!ここは、ちょっとこうしたほうがいい」

って、サラッと言って

ススっと立ち去る。

を、繰り返してました。w

忍者みたいにね。w

えー、何が言いたいがというと…笑

プライドが高くて、難しい課題に挑戦しない!のにも

それぞれ違った理由がある

それが、ざっくり3つのタイプごとに違う

ってことです!

プライドが高い(できない自分がカッコ悪いからイヤ)

のタイプは

そっとサポートする、乗ってくれたら褒める

プライドが高い(できないことは、自分が一番よくわかってるから言わないで!)

のタイプは

そっと課題を下げてみる、ちょっとずつクリアして行って「できる」の範囲を広げる

プライドが高い(できない自分が周りにどう見られるのか、気になるからイヤ)

のタイプは

そうは言っても一緒に見て欲しいと思うので、グループ学習の形にして
そっと「この子だけ」多めに関わってあげてみる

プライドの高い子は、自分に期待してるから。

自分の理想と、現実のギャップが見えちゃって、

苦しいんだと思います。

確かに、支援する側としては「めんどいな」って

正直、思うかも知れないけど。w

上手く関わってあげたら、その子達も

「がんばり方」が分かってきて、気持ちよく課題にチャレンジできるようになりますよ。

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