次男(2歳半)が、今年の4月から保育園に行ってるんです。
最初の2週間くらいは「慣らし保育」。
子どもたちがお昼ごはんを食べ終わった頃に、お迎えに行っていました。
その時に、ある光景を見て
私、泣いてしまったんです。
一緒に食べる美味しさ、楽しさ。
それを、食物アレルギーがある子にも
同じように感じてもらうには、
どうしたらいいんだろう?
次男が通っている保育園は、年齢ごとに教室が分かれていて。
みんなそれぞれのお部屋で、お食事をします。
次男の過ごす教室では、折りたためる長机が2つあって
それを広げて、椅子を並べて
昼食やおやつをいただきます。
私が次男を迎えに行った時、その長机の一角で、彼はちょうど食事用のエプロンを外して
保育士の先生に、口を拭いてもらっていました。
「かーしゃん、おいしかったー」
って、ニコニコしている次男の手を繋ぎ
「今日もありがとうございました」
と、教室を出て、とある教室を覗いた時。
部屋の隅っこで、小さなテーブルに給食を置かれて
1人で食べてる子がいたんです。
先生たちは、他の子どもたちの食事の世話に忙しくて(給食時間ってやることがいっぱいで、忙しいんです)
小さなテーブルのその子に、背中を向けている。
こんな風に書くと、なんだか先生たちがその子を無視してるみたい。
違うんですよ!!!
全然違う。
先に説明しますけど、罰でそうしてるとか、全然そういうのではないんです。
ただ、私がその子を目にした時に、そう見えただけ。
でも、無理解な私は、その光景に思わず胸がぎゅっとなり、泣いてしまい、慌ててその場を後にしました。
帰り道を運転中、ハッと気がつきました。
もしかしたら、アレルギーのある子だったのかもしれない。
後に、それとなく、先生方に聞くとそうでした。
食物のアレルギーって、身体がまだ出来上がっていない、乳児・幼児には
症状が重く出ることがあります。
口やのどが腫れたり、かぶれたようになったり、場合によっては呼吸が苦しくなったり、意識がなくなったり、命に関わるような症状も出ます。
だから、アレルゲンとなる食べ物を、子どもがうっかりさわらないよう、口に入れないよう
離れた場所で食べてたんだ。
たまたま、忙しい日の一コマを切り取って、私が勝手にショックを受けただけでした。
違う日に通りかかると、先生は長机の子どもたちを見ながら、
小さいテーブルのあの子にも、声をかけて
一緒にご飯を食べていました。
でもね。
仕方ないとはいえ、
この子の気持ちを考えずにはいられなくて。
何か工夫が、他にはないのかな。
食べることって、楽しいこと。
「楽しい」の中身には、絶対「一緒に食べる人」が
入ってるんです。
想像してみてください。
超高級フレンチを食べるんです。
あなたが食べていいんです。
でも
広ーいホテルのレストランに
あなた1人だけ、です。
お客さん?他にいません。
さ、召し上がれ。
…どうでしょう?w
緊張もするだろうし、
「おいしいね!」「これ、豪華だねー!」なんて
気持ちを共有し合う相手がいないと、美味しさってさほど感じないと思うんです。
一人暮らしのお年寄りが、だんだん食べる意欲を失ってしまうように、
一人暮らしの食事が、どんどん適当になっていくように
「誰かと食べる」って
「栄養やカロリーを摂る」と同じくらい、というか、人類の中ではかなり、大事だと思うんだけどな。
あなたはどう思いますか?
いっそね、おゆうぎ場、ホールに机を運んで
子どもたちみんなで、ご飯を食べちゃう!
食物アレルギーのある子って、今はクラスに1人、必ずいるぐらいの数なので
その子たちが、一つの机に集まって食べる、とか。
クラスで1人、離れて食べるよりは
寂しくないし、おしゃべりもしやすいし
先生の頭数も増やさなきゃ、ってしなくていいんじゃないか…。
ね、どう思います?
コメント