相手と自分は違うから、「知ってるかな?」と丁寧に確認し合いたいね。

教育

相手も知ってるだろう、と思って話し出してしまうことってある。

つい、私もやってしまう時がある。

気をつけないとな。

そんな気づきを貰った出来事がありました。

水曜日に熱発で早退した長男。

木曜日、いよいよ熱が上がって来たので病院受診、インフル検査もすることに。「くっきり線が出てますねー。お母さん、月曜日までは学校お休みね。」

診断はインフルエンザ。お薬をもらい、病院を後にしました。

真っ赤っかの顔をした長男を車に乗せながら、私の頭の中はぐるぐる。

あーあ。来週の予定、あれもこれも、キャンセルだなー。連絡入れておかないとな。そう、忘れないうちに学校にも電話入れておかないと。

長男の小学校に、その場で電話をかけました。

ガチャ。

「はい、◯小学校です」電話口の女性が答える。

「すみません、1年◯組の保護者です。今日病院受診して、インフルエンザと診断されたので、連絡入れておこうと思い…」

話を聞き終わらないうちに、電話の向こうでバタバタと慌てる音が聞こえる。なんなのかなと思ってたら、

「そうでしたか、大変でしたね。2、3お聞きしたいことがあるのですが、良いですか?」

インフルエンザやコロナとか、出席停止の病気は、普通の風邪と違って確認しないといけないことがある。いつから熱が出たとか、病院受診はいつしたの?とか。

それを知ってたので、ためらいなく「はい、どうぞ」と返事しました。

電話口の女性が話し出す。「それでは、…長男くんですね、発熱したのがいつでしたか?」

「水曜日です」

「病院受診が今日ですね」

「はい」

「で、…出席可能なのは火曜日からということで」

「そうですね、病院の先生はそうおっしゃってました」

「はい、あとですね…」あれ、まだ続くの?

「どこの病院に行かれましたか?」

「えーと、◯クリニックです」

「出されたお薬はなんですか?」

えー、そこまで聞くの?

そこまで言わないといけないの?

私が小学校に勤めていた時、親御さんにそこまで情報を細かく聞いたことってない。

選ぶ病院も、出されたお薬のことも、なんだかプライベートな事すぎて、気持ちよく答えられない。

矢継ぎ早な質問を遮って、聞いた。

「あの、なんでそこまで細かく聞くんですか?」

電話口の女性はえ?と言った。

ああそうだった、すみませんと謝った後に「インフルとコロナに罹った子は、色々とお伺いして、情報を報告しないといけないことになってるんですよ、ごめんなさいね」と説明してくれた。

「あー、そういう理由なんですね、分かりました。」

一応納得はしたけど、モヤモヤが残る。

「こういう理由で色々お伺いしないといけないのですが、よいですか?」

相手もたまたま、聞き忘れただけかもしれない。でも最初にそうして一言もらえていたら、嫌な気持ちにならなかったかな。

…それとも、行った病院やら貰った薬やら尋ねられても、みんな当たり前に答えちゃうのかな。うーん、私が考えすぎなんだろうか…。

相手も知ってるだろう、と思って話し出してしまうことってある。

つい、私もやってしまう時がある。

これって逆の立場で考えたら、結構嫌なことだ。

知らない話を延々聞かされて、イラッとするかも知れない。

あるいは、知らない私がおかしいのかな?って、聞きながら不安になっちゃうかも。

特に、専門的なお仕事をしてる人ってそうなりがちだ。自分たちの常識が、どこでもそうだと思っちゃう。

気をつけないとな、と思わされた出来事でした。

それにしても、他の人はどうしてるんだろう。やっぱり、受診した病院や貰ったお薬、普通に答えてるのかな。謎だ…。

【怒らない、ごきげん母ちゃんでいるための3つのコツ】の音声

メルマガ登録でプレゼントしています。

natomiメールマガジン

↑登録はこちらから↑

コメント