エネルギーの小さな人だからできる、子どもたちとの関わり方。その②

教育

前回の続きになります。

「なるほど。私はだいぶ、頑張ってたのかも知れないです」

私の向かいに立っていた、若くて可愛らしい、吉岡里帆ちゃんみたいに笑う先生が、そんな風に呟きました。

もちろん、園の子ども達のことは大好き。慕ってくれるのはとても嬉しい。

けど、子どもを膝にのせて、話を聞いて、髪の毛を触らせて…

家に帰るとぐったりしてしまっていたんだそう。

それでわが息子の長くなりがちな話をつい、うわの空で聞いてしまう。そんな自分に、自己嫌悪していたんだと言うのです。

先生のエネルギーは小さめ。こまめに充電が必要。だから切れちゃって当然。良いんです。

「おうちに帰る前に、ちょっとだけ自分の時間を作ってみてください。

1人だけの時間が持てたら、エネルギーチャージできて、余裕の持ち方も少し変わると思います」

おせっかいかな、余計だったかな?と思いつつ、そんなお話をさせてもらいました。

小学校の先生として働いていた時。

忙しく働き、子ども達の話を聞き、クタクタで、心がすり減ってしまってる。

そう感じる時は、保育園に長男を迎えに行く前に、通り道にあるスタバで「5分でいいから」と決めて、自分1人でぼーっとする時間を作っていました。

私も、若くて可愛らしい先生と同じ、エネルギー小さめの人間。

すり減らした心のまま、充電切れで長男を迎えに行く。夕飯の支度をしながら「ねーお母さん」と度々呼ばれ、ついイラッとして「今話しかけないで!」と冷たく言い放ってしまう。

そんな日が続いたある日。

これ、誰も幸せになってない。

って、ふと思ったんです。

5分でいい。

自分1人きり、誰にも干渉されない時間を取る。

人に淹れて貰ったコーヒーをすすって、ほおっと息を吐く。

エネルギーが小さくて、圧がなくて、その分人の影響を受けやすい私たち。意識的に、周りの人や声から、離れる時間を持つ事が大切です。

いつも子ども達のありのままを受け入れてくれる、若くて可愛らしい、素敵な先生。そんな先生が、これからも楽しく保育園で働き続けてくれたら良いな。

そのためにも、自分自身の特性を知って、持っている強みを上手に使っていけたらいいですね。

もっと言えば、上司や管理職、組織をまとめる立場にいる人が、職員みんなの強みを活かせるような声掛けやチームづくりを心がけてくれるといいな。

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