うずらの卵。
白玉だんご。
子どもが給食をのどに詰まらせてしまう、という、痛ましい事故が起こってから、メニューに出すのは慎重にならざるを得なくなった。
そんな食材ですね。
もちろん、人の命が失われるような事故は、再発させちゃいけないし、対策はちゃんと考えないとね。って思います。
けどね。なんだか違和感を感じてしまう。
これって、私だけでしょうか。
わが家もそうなのですが、今の子どもたちは、噛みごたえのある食べ物を嫌がる傾向にあります。
パサっとした鶏の胸肉なんかは、フライにしたり塩麹でモミモミしたり。
工夫しないと食べてくれない。
ごぼうやレンコンは、茹でてマヨネーズと和えるとか、きんぴらなら食べてくれるかなぁ。
何度も噛むのって、大変ですもんね。
白米も30回は噛んで食べなさい!歯医者さんで言われたけど、私、やってないもの…。
何が言いたいかというと。
そもそも子ども達の噛む力が、なくなって来ているが故の事故、という事は、考えられないかな?
そうしたら、「危険性のある食材(そもそも、その言い方もねぇ)を出さない」は、根っこの解決にはならないんじゃないのかな。
違和感は、その辺りに感じているのです。
じゃあさ、小学生になった子どもたちの噛む力を、どう鍛えていけばいいのよ。
うーん。悩ましいですね。
年に数回「カミカミサラダ」という献立を出して来る学校で、働いていた時がありました。
確か、大豆・ひじき・きゅうり・こんにゃく…それにサイコロ状のチーズを混ぜたメニューだったかな。
よく噛んで食べる必要がある、食材がてんこ盛りなんだよね。
栄養士さんには、とても、ごめんなさいなのだけど。不評でした(T-T)
子ども達に、もっと噛んでご飯を食べて欲しい。その気持ちは、痛いほど分かる。
でもね、北風と太陽みたいなもんで。
「もっと噛んで食べよう!」と真正面から言われたら、乗り気じゃなくなっちゃうんだよねぇ。
難しいねぇ。
そういえば「口の動きを滑らかにするために」と、授業のスタートに、あいうべ体操を取り入れていた先生がいました。
これも、子ども達の噛む力のトレーニングに良いかも。
口をあー!と大きく開けたり、ベーッと舌をだしたり。
普段なかなかやらない口の動きをする体操なのですが口元の筋肉が鍛えられるので、噛む力も自然と身につきそうですね。
毎日のルーティンにしたら、無理なく続けられるし。
参考になりそうなので、こちらも。
あとは身体をめいっぱい動かすことかな。
シンプルでカンタンで、子ども達も楽しくやれる「噛む力」アップの方法、ですかね。
先日、とある方の家先で、子ども達と鬼ごっこをしたんです。
家先と言いましたが、かなりの広さがあって、地面が剥き出し。木もあちこちに生い茂っていて、ちょっとした畑のような感じ。
そこを走り回るのですが、コンクリートと違って、すごく走りづらい!
でこぼこしていて、転ばないように足を踏んばらないと走れないんです。
慣れない私は、おっとと…って感じでヨロヨロ走る。
この家先で遊び慣れている子達は、ヒョイヒョイ、軽々、駆け回る。
これを繰り返していたら、絶対、いいカラダに育つでしょう!って思いました。
全身が自然に鍛えられてるようなカラダ。もちろん、口の筋肉も程よく発達しそう。
こういう「カラダの発達」のお話って、元をどんどん辿っていけば、幼児期とか、赤ちゃんの頃とか、果てはお腹にいた頃の話にまで遡ったりして。
お母ちゃん的には「私があの時、ああしてあげてたら…」と後悔するポイント、絶対どこかで見つかるでしょうって感じになるんです。
気づいた時に、やれるタイミングで、今より噛む力をちょっと意識してあげよう。
くらいで良い。
おうちや、学校で、子どもたちの食事や運動(運動の方が楽しくできるかもですね)を気にかけてあげられたらいいな。
うずらの卵が入っていない八宝菜。
白玉だんごの入ってないおしるこ。
やっぱりどこか、寂しいメニューになっちゃうし。美味しく食べたいし。
なんて思うのですが。いかがでしょう。
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