先日「ひたち国際大道芸大会」、なるイベントに
長男と出かけてきたんです。
彼のお目当ては、フレディーノ。
伝説のロックバンド「QUEEN」と、
そのボーカル、フレディ・マーキュリーが好きすぎて
頭がおかしくなっちゃった男(そういう自己紹介なんです)。
彼ももちろん、大盛り上がりだったんですが、
予想外のところで、私は感動のあまり、泣いてしまいました。
そう、フレディーノより知名度のある2人組(ごめんねフレディーノ)、
チャラン・ポ・ランタンのライブ(大道芸)です。
彼女たちが「子どもたち」に向けて、投げたメッセージ。
魅せる背中に、胸を打たれました。
キングコングの西野さんが、ラジオアプリ「Voicy」の中で
「最近レベチ(レベルが違う)だと思ったエンタメは?」の質問に、
チャラン・ポ・ランタンと挙げていたんですよね。
「世界観が確立している。崩れない安定感、たくましさがある。」
そんな言葉を使いながら、チャラン・ポ・ランタンを絶賛してたんです。
私の中では、逃げ恥のテーマ曲とか、
「おかあさんといっしょ」に楽曲提供してたなぁ、くらいの印象だったので
どんなもんなんだろう。
…何目線だよって感じですがね。
フレディーノの芸を観る前に、
チャラン・ポ・ランタンのステージを観ておきたかったのです。
会場の最寄駅、日立駅に着いて、どんどん進んで行くと
お祭り屋台にぐるっと囲まれた広場の真ん中、
さらに観客が何重にも、ぐるっと取り囲む円の真ん中に、
チャラン・ポ・ランタンの2人がいました。
鳥肌が立ちました。
広場のど真ん中が、チャラン・ポ・ランタンのエネルギーに染まっているんです。
可愛い姉妹の2人組が、ステージ用の濃い目のメイクをして。
10cm以上はありそうな、ピンクとブルーの厚底ブーツを履いて。
お姉さんの小春ちゃんが、アコーディオン奏者だったかな?
その、アコーディオン一本の伴奏で、妹のももちゃんがパワフルに歌い、喋り、場を盛り上げています。
ちょうど私たちが着いた時は、トトロの「さんぽ」を歌っていて。
子どもたちが手拍子をしながら、体を揺らしているのが見えました。
そこからあの、「逃げるは恥だが役に立つ」のテーマ曲。
一気に観客のテンションが上がります。
そして、そろそろステージはお開き。
最後にしっとりと、歌を聴かせて終わるんでしょうか。
エディット・ピアフの「愛の讃歌」が、アコーディオンで流れてきます。
そしてボーカルのももちゃんが、集まっていた子どもたちに向けて、こんなメッセージを大声で語りかけたんです。
「子どもたち!
いつかこの日が来るんだぞ!
父さん母さんの手を離れて、
こんなふうにな、自分で生きていくためにお金を稼いで、
そのお金でご飯を食べていく日が来るんだ。
いいか子どもたち!
たくましく生きるんだぞ!」
不意に涙が出てきてしまいました。
…書いてる今も泣いてます。何なんだろう。
魂がこもった言葉、だったんですよね。
チャラン・ポ・ランタンの彼女たちの、生き様から来る、経験から来る、真実味のある言葉。
そして、未来を生きる、子どもたちを愛している。
故の言葉。
チャラン・ポ・ランタンの在り方に、みんな魅かれているんだな。
気づいたら私の手は、自分のお財布に伸びていて。
あれよあれよと千円札を掴んでいて
それを、ももちゃんが手にしていた、棒が伸びるタイプの虫取り網の中へ、スーッと投げ入れていました。
母の行動に「は?」って顔をしている長男。
私は彼に言いました。
「お母さんは今、投げ銭をしたんだよ。良いもの見せてくれてありがとうって、ことなんだよ」
長男は、大道芸を見るのが初めてだったからね。
その後は彼も100円玉を握りしめて、面白かったパフォーマーに「チャリン」とお金を投げ入れて、楽しんでました。
いや、こんな風にかっこいい生き様を見せられる生き方がしたい。
私は、たくましく生きているのかな。
自分の足で、生きてるかな。
大道芸人さん達に笑わせてもらい、元気をもらいながら、
自分とも向き合う、味の濃い1日となりました。
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