子どもにもっと本を読んでもらいたいなら。「仕組み」を作ってしまえばいいんです。

子育て

子どもに本を読んでもらいたいと思うなら、

そういう仕組みを作ってしまえばいい。

って書くと、あれかな。

「読書を習わせよう!」って、なるのかしら。

そしたら、習い事だし、定期的に読むようになる!みたいな…。

いや、あったんです。

読書の「習い事」が。

調べてみたらあったんです。

そうか。読書も習い事になるのか。

そっちでもいい。そっちでもいいけど…

いやでも、そっちじゃないかも。

子どもにもっと、本を読んでもらいたい。

あなたなら、どんな工夫をしますか?

今考えると、ふるさと沖縄の、小中学校の読書環境って、すごく整ってたんだなと思うんです。

市町村が採用している図書司書さんが、必ず学校に1人いて。

図書室は、朝から下校時までずっと開いていて。

休み時間になると、図書室へダッシュして、本を借りてくる子が、クラスに数名は絶対いる。

週に一度、国語の授業内で、図書室を使える時間がクラスごとに設定されてたし。

子どもたちと図書室は、かなり、かなり身近でした。

いくつかの小学校で勤務しましたが、どの学校にも「読書タイム」が設定されていました。

朝の会までの時間、10分くらいは、静かに本を読んで過ごすのです。

朝は先生も忙しいのですが、読書タイムはどうにか時間をとって、

私もみんなと一緒に、本を読んでました。

大人って、本、読まないですよね。

読む人もいるよ!いるけどね。

生活の優先度の、上の方に「読書」を置いてる人って、あんまりいないよね…。

話を戻しますね。

「本に触れる仕組み」は、作れます。

学校では、読む時間を作ったり、いつでも図書館に行ける環境を整えたり。

本に触れる機会を増やす、工夫をしていました。(ぶっちゃけ、水戸市の読書環境はよくないです。お願い、図書司書さん、雇ってー!!!)。

じゃ、家ではどうするか。

一緒です。

いつでも本に触れる環境を整えてあげるんです。

私の母は、高卒です。

本人は大学進学して、もっと学びたかったそうです。

当時の時代背景や、家庭の事情で、それは叶わなかった。

自分の学びたい欲を叶えるためだったのかな。

母はとにかく、本をよく読みました。

すごく鮮明に覚えてるんだけど、村上春樹の「ノルウェイの森」の初版本が、うちにありました。

日本史や、琉球史に関する本も、結構ありました。

私の実家は田舎で、図書館はなく。

小さな公民館の、狭い図書室。

そこにも定期的に、母は連れて行ってくれました。

母は母で、読みたい本を借りる。

私も、読みたい本を探す。

(ホントに小さな図書室だったので、子ども用の本を読み尽くしてしまって、小学校に上がってからは大人の本棚を読み漁ってました)

母が読書好きで、つられて私も本を読んでた。

結局、それがきっかけで、私は本がを読むのが好きになりました。

そんな自分の経験もあり、

我が子に絵本をたくさん用意してあげたい、本にたくさん触れさせてあげたい、っていうのだけは

子育ての指針として、はっきりとありました。

我が家の絵本は、子どもたちの手の届く、本棚の一番下に置いてあります。

…2歳次男なんて、本は出したまま戻さないし、なんなら本を全部、本棚から引っ張り出す遊びを楽しんでる時があって。

発狂しそうでしたけど。

あ、本を食べてる時代も、ありましたね…。1歳前後は、絵本は「食べ物」でしたw

でも、同様に絵本を引っ張ったり、ちぎったり、食べたりしながら成長した

小2になった長男を見てて。

ゾロリを全シリーズ(数十巻あります)読み切ってたり、

文章を読むことに、なんの抵抗もなく育ってるのを見ると

「本が身近にある」環境を整えたのは、良かったのかもしれません。

そう思います。

でね。

ちなみに。

子どもに影響を与える、最強の環境は。

親です。

やっぱり、そうです。

私が行きたくて、図書館行ってる部分は、大きいですもの。

「また本買ってる…」って、夫に何度苦い顔、されたか!

最近長男が、ゾロリ経由で「宝石」の本に興味を持ち始めました。

私、ちょっと難しめの「宝石」の本を、持ってるんです。

本棚の目につくところに置いてあったその本を、長男がパラパラめくってるのを

こないだ見かけました。

彼の読書の旅が、どんな道を辿っていくのか、楽しみ。

しばらくはゾロリとおしりたんてい、だろうけどね。

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