あのライザップも使ってる!TTM理論✖️多忙な先生方との関わり方③

先生の働き方

前回の続きです。

先生たち、そんなに頑張らないでもいいのにね。

もっとゆったり、余裕を持って子ども達に関わってほしいよね。

息子が小学生になり、ママ同士の会話で、良く聞くようになった言葉です。

日本の先生は、世界一忙しいんじゃないか?

なんて、何年も前から言われています。

小学校で働いていた人間としても、確かにそうだなと思います。

朝来たらもう、子どもが教室にいて。

授業に宿題チェックに、次の授業の準備。子どもたち同士でトラブルが起きていたら、その対応に追われる。

そんなこんなで、お手洗いに行くタイミングを逃してしまい。

「ごめんなさい、本当に我慢できないので…トイレ行ってもいいですか?」

って、授業が始まってから、子ども達に聞いたこともありました。

「先生でも、休み時間にトイレ行けなかったことってあるんだね」

「そうだよ。だからお互いさまだよ。我慢できなくなったら行っておいでよ。大丈夫だから」 

そんな感じで、トイレ問題を子どもとやり取りするような。私は全然、完璧ではない先生でした。

ところで、そんな日々多忙な先生達に「頑張らなくてもいいんだよ」って言うと。

特に何の変化も起きません。面白いほどにです。

「そうは言っても、頑張らないと」って、思うんです。

なぜでしょうね?

これは私が思うことですけど。

「余裕持って働いてたら、サボってるって思われる」

「定時に帰ろうもんなら、あの人は仕事できない、やってないって言われる」

他所から見て、そう思われるの、嫌なんですよね。

私が復職する前に出会った、とある先生がいました。

その方は、学年主任に教科主任、校務分掌と呼ばれる様々な仕事の主任をかけもちしながらも、仕事をきちっとこなして、定時退勤をされていました。

その方を見て「定時に帰るって決める事が大事なんだ」と私は学びました。

だから、定時に帰るために、やる事・やらない事を一生懸命考えたし、手放せることは?子ども達にお願いできることは?っていうのも、すごく考えて、あれこれ試しました。

わが子の発熱で、急な休みを取らないといけないことも。なるべく周りに迷惑とならないよう、教室も常に、整理整頓していました。

あの人すぐ帰るんだよね。

白い目で見られてるな、って感じることも、正直ありました。

でも、ワタシの優先事項は「決まった時間で仕事を片付けて、あとはわが子との時間に使うこと」でした。

長い時間働くことも、やればきりのない仕事に手を付けるのも、その人が決めたことだよね。

…なんて働き方改革を、個人ではガンガンやってたのに。

「こんな仕事を手放しました」「こういうことは無くても大丈夫です」みたいな実践談が、色々あるはずなのに。

ワタシ自身も「やっぱりサボってたんじゃん」って言われそうで、怖くって。

発信してこなかったんですよねー。ははは。

そんなわけで、身体壊すまで、頑張らなくていいよ。もっと力抜いていいんだよ。

多分こんな言葉を先生達にかけたところで、行動は変わらない。

働き方を見直す、やらなくて良いことを手放すに関して、行動を変えようと思ってない。TTM理論で言うところの「無関心期」にいるからです。

はー、やっと話が繋がった(泣)

人間そんなに簡単に変われません。

ダイエットだって、やらなきゃ…ってわかってても、続きません。

そんな多忙な働き方を、なかなか変えられない、変える気がない。無関心期にいる先生方に、してあげられることがあるとしたら。

「ねぎらうこと」です。

いつもありがとう。

毎日、子ども達を笑顔で迎えてくれて、楽しく過ごさせてくれて、ありがとう。

感謝を口に出して、文面で、伝えて欲しいんです。

TTM理論の中でも、無関心期・関心期など、まだ行動に移さないステージの人たちには「認知(思考)へのアプローチが効果的」だと言われています。

考えの変化を起こしてもらうために、気持ちへ働きかける。

がんばってるね。

すごいね。

みんなのためにありがとう。

行動を変えるため、というよりは、まず、心からの感謝の気持ちを、伝えて欲しい。

そうしたら、先生達は自分の仕事に誇りが持てる。

とても素晴らしい、尊い、未来のためのお仕事をしてるんだなって思える。

心が満たされた時に初めて、「自分の事も大切にしよう」って気持ちになるんじゃないかな。持続可能な働き方にも、目を向けてくれるんじゃないかな。

そう思うんです。

もし、これを読んで少しでも「なるほどね」と思ってくれたなら。

明日、わが子の担任の先生に「いつもありがとうございます」って、伝えてみませんか。

お手紙でもいい。連絡帳にちょろっと書くだけでもいい。お電話で「ありがとう!」って言ってくれても、構いませんよ(笑)ちょっと勇気要りますかね。

あなたのねぎらいの一言が、大切な先生方の働き方改革に、つながるかも知れません。

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